探検
PR
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  不人気から一転、エネルギー株に資金流入 割安感で注目も
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2025年12月13日 2時55分

    不人気から一転、エネルギー株に資金流入 割安感で注目も

    (NY時間12:55)(日本時間02:55)
    エクソンモービル<XOM> 118.81(-0.74 -0.61%)
    シェブロン<CVX> 150.16(-0.56 -0.37%)
    SLB<SLB> 39.54(-0.80 -1.98%)
    オキシデンタル<OXY> 41.13(-0.08 -0.18%)
    ハリバートン<HAL> 28.60(-0.53 -1.80%)

     ここ数日の米株式市場はIT・ハイテク株からの資金シフト、いわゆるローテーションが見られているが、投資家は市場で最も不人気だった分野の1つであるエネルギー株にようやく目を向け始めている。原油・ガスの採掘や精製を手がける企業は過去3年に渡り、より広範な株式市場の上昇から取り残されてきた。

     S&P500エネルギー株指数の2022年末以来の上昇率は約4%と、S&P500指数の79%を大きく下回るパフォーマンスとなっている。原油相場がレンジ取引に留まり、サプライチェーン全体の利益率が抑制されたことが主な原因とされる。

     世界の経済成長が鈍化し、供給過剰が続く中、原油価格は当面現在の水準近辺に留まる見通しだが、アナリストからは、投資家がIT・ハイテク分野以外に収益機会を求め始めることでエネルギー株がアウトパフォームするとの予想も出ている。

     予想ベースの株価収益率(PER)で見ると、S&P500で最も割安なセクターはエネルギーで、市場の勝ち組だった一部銘柄の割高感を懸念する投資家にとって魅力が大きいという。ストラテジストからは「投資家はこのセクターについて検討し始めており、AI以外での分散投資を模索している」との見解も出ている。また、エネルギー株はテクニカル面で重要な上値抵抗線を突破しつつあり、幅広い銘柄が上向いているとも指摘した。

    株探ニュース