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    2025年12月13日 1時06分

    FOMC内での意見対立、来年もFRBを悩ませ続けることを示唆

     本日は、来年にFOMCでの投票権を持つ予定の2名を含め、複数の米地区連銀総裁の発言が伝わっていたが、金利運営を巡って意見が対立しており、来年もFRBを悩ませ続けることを示唆している。

     3名の連銀総裁はインフレリスクに焦点を当て、そのうち1名はインフレ鈍化を確認するための一時的な利下げ停止を主張していた。一方、1名は労働市場へのリスクこそがより大きな懸念だと強調。

     なお、これらの発言はFOMCで利下げが行われた水曜日以降、初めてのものとなる。

     今回のFOMCの決定に反対票が投じられたことは、なお根強い高インフレの中で、一連の利下げがますます議論を呼んでいることを示唆しており、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では、来年の利下げは1回に留まるとの中央値が示されていた。

     19名中6名が来年末まで金利を据え置く見通しを示しており、今回は投票権を持つ12名のうち、利下げへの反対票は2名に留まったものの、多くは「沈黙の反対」と受け止められているようだ。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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