（NY時間09:38）（日本時間23:38）
デジタルブリッジ<DBRG>　15.21（-0.03　-0.20%）

　ソフトバンクＧは、データセンターを運営するデジタルブリッジ<DBRG>傘下のスイッチ社の買収に向けて協議を進めていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ソフトバンクＧはスイッチの財務状況に関するデューデリジェンスを実施し、同社経営陣と協議を進める。

　スイッチのオーナー側は、負債を含む評価額を約５００億ドルとすることを求めている。また、早ければ来年初頭にも、６００億ドル規模でのＩＰＯの可能性を模索しているという。

　関係者によれば、ソフトバンクＧはまだ取引条件で合意に至っておらず、実際の取引に繋がるかは不透明。スイッチの買収は同社にとって過去最大級の案件で、巨額の資金調達が必要になる見通し。

　ソフトバンクＧの孫社長のＡＩ分野への意欲はインフラ分野にも拡大。スイッチ買収が実現すれば、ソフトバンクＧはＡＩ成長の最大のボトルネックとされるハードウエア不足を克服する大きな一手になる可能性がある。

デジタルブリッジの株価は小幅安。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース