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    2025年11月20日 23時39分

    エヌビディア、決算受け上昇 AIバブル崩壊懸念を打ち消す=米国株個別

    (NY時間09:37)(日本時間23:37)
    エヌビディア<NVDA> 193.93(+7.41 +3.97%)

     エヌビディア<NVDA>が上昇しており、本日の株式市場のポジティブな雰囲気を牽引している。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。データセンター部門の売上高も予想を上回っている。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示した。

     AI投資がバブル崩壊に向かっているのではないかという市場の懸念を打ち消すかのように、力強い売上見通しを示した。AIモデル開発に用いられる高価で強力なAIアクセラレーターへの需要が依然として堅調であることを示している。

     フアンCEOは声明で「ブラックウェルの需要は桁違いだ。クラウド向けGPUは完売状態だ」と述べている。同CEOはAIバブル懸念を否定し、今後数四半期で5000億ドル超の売上パイプラインがあると強調していた。

     アナリストは「AIの勢いが衰えていないというニュースに市場は非常に好意的に反応している。同社のハードウエアへの需要は依然として堅調だ」と述べた。

     一方、米国の対中輸出規制によって同社は巨大市場へのアクセスをほぼ失ったほか、顧客との大型契約が人工的な需要を生み出しているのではないかという疑念も一部投資家から出ている。

     ただ、その懸念を打ち消すようなニュースが流れている。同社AIチップを巡り、中国など敵対国への輸出を制限する案に反対するようホワイトハウス当局者が議員に働き掛けていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

     米政府の2026会計年度(25年10月-26年9月)の国防予算の大枠を定める国防権限法案に、AIチップ・高性能プロセッサの国内優先供給および輸出管理を強化する法案、いわゆる「GAIN・AI法」を盛り込み、他国よりも自国企業を優先する措置を講じようとしている。

     ただ、同社は輸出制限に反対するロビー活動を展開し、製品不足に直面する米国顧客は存在しないと主張してきた。今回のホワイトハウスの姿勢は、同社にとってロビー活動の勝利を意味する。

     一方、GAIN・AI法が国防権限法から最終的に除外されれば、マイクロソフト<MSFT>など一部の米ハイパースケーラーには打撃となる。サウジやUAEで運用する米国系データセンターへの先端AI半導体チップ供給を容易にする半面、中国のライバルに対し、ハードウエアへのアクセスで優位を維持できる規制導入をマイクロソフトは支持してきた。

    (8-10月・第3四半期)
    ・1株利益(調整後):1.30ドル(予想:1.26ドル
    ・売上高:570.1億ドル(予想:551.9億ドル)
      データセンター:512.2億ドル(予想:493.4億ドル)
       コンピュート:430.3億ドル(予想:416.1億ドル)
       ネットワーク:81.9億ドル(予想:77.5億ドル)
      ゲーム:42.7億ドル(予想:44.2億ドル)
      プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:7.60億ドル(予想:6.13億ドル)
      自動車:5.92億ドル(予想:6.21億ドル)
      OEM・その他:1.74億ドル(予想:1.62億ドル)
    ・粗利益率(調整後):73.6%(予想:74.6%)
    ・営業費用(調整後):42.2億ドル(予想:45.9億ドル)
    ・営業利益(調整後):377.5億ドル(予想:364.6億ドル)
    ・研究開発費:47.1億ドル(予想:46.6億ドル)
    ・FCF:220.9億ドル

    (11-1月・第4四半期予想)
    ・売上高:637~663億ドル(予想:619.8億ドル)
    ・粗利益率(調整後):75.0%(予想:74.6%)
    ・営業費用(調整後):50.0億ドル(予想:45.9億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース