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    2025年11月14日 0時19分

    ダウ平均は5日ぶりに小反落 ディズニーが決算受け下落 AI関連株への調整は続く=米国株序盤

    NY株式13日(NY時間10:19)(日本時間00:19)
    ダウ平均   48186.91(-67.91 -0.14%)
    ナスダック   23220.33(-186.13 -0.80%)
    CME日経平均先物 50780(大証終比:-520 -1.03%)

     きょうのNY株式市場、ダウ平均は5日ぶりに小反落。高バリュエーションからAI関連株への調整はなお続いているほか、本日はローテーションの動きも一服しているようだ。

     ダウ平均に関しては、決算を受けてディズニー<DIS>がきつい下げとなっていることも圧迫。ただ、いまのところ下げ幅を広げる動きまではなく、小幅安で推移している状況。

     IT・ハイテク株については、来週19日のエヌビディア<NVDA>の決算を確認するまでは、上値が重い状況が続くのではとの指摘も出ている。

     米下院でつなぎ予算の修正案が可決され、トランプ大統領も署名。史上最長の43日間に渡る米政府機関閉鎖がようやく終了した。ホワイトハウスは本日から職員に職場復帰を命じている。しかし、業務再開には数日、場合によっては1週間以上かかる可能性も指摘されており、通常業務が完全復活するには時間を要しそうだ。

     経済全体や家計への打撃も大きく、閉鎖が続いた1週間ごとに米経済の損失は100-150億ドルに上ったという試算も出ている。エコノミストは今回の閉鎖による損失を全て回復するのは難しいと見ているようだ。

     市場が気掛かりとしているのが、米経済指標の発表がどうなるのかだが、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長が10月分の米雇用統計に関して、「雇用者数は公表されるが、失業率は公表されない」と述べていた。9月分については来週発表される可能性に言及。非農業部門雇用者数(NFP)は企業調査のため、企業にデータが残っている可能性が高いが、失業率は家計調査のためデータを収集しにくい面があるのかもしれない。

     なお、今週は12日を含む週で、通常であれば、11月分の米雇用統計の集計が始まる週。これは12月5日(金)に発表されるものと思われる。翌週の12月9-10日は年内最後のFOMCで、政策を判断する上で11月分の米雇用統計は最重要項目となる。ただし、11月分のデータには、閉鎖の影響が出ている可能性もあり、FRBも難しい分析および判断を迫られそうだ。

     また、11月29日(土)以降FOMC明けまでFOMC委員は、経済や金融政策に関する発言を控えるブラックアウト期間に入る。そのため、市場も手掛かりを得難い可能性も想定される。

    ディズニー<DIS> 107.16(-9.49 -8.14%)

    アップル<AAPL> 274.23(+0.76 +0.28%)
    マイクロソフト<MSFT> 512.65(+1.51 +0.29%)
    アマゾン<AMZN> 243.18(-1.03 -0.42%)
    アルファベットC<GOOG> 281.41(-6.02 -2.09%)
    アルファベットA<GOOGL> 280.70(-6.02 -2.10%)
    テスラ<TSLA> 414.60(-16.00 -3.72%)
    エヌビディア<NVDA> 189.15(-4.65 -2.40%)
    メタ<META> 615.93(+6.92 +1.14%)
    AMD<AMD> 258.42(-0.47 -0.18%)
    イーライリリー<LLY> 1029.34(+11.56 +1.14%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


    株探ニュース