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    2025年11月11日 23時45分

    コアウィーブ、決算受け大幅安 通期売上高見通しを下方修正=米国株個別

    (NY時間09:43)(日本時間23:43)
    コアウィーブ<CRWV> 93.71(-11.90 -11.27%)

     AI向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブ<CRWV>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株損益の赤字も予想ほど膨らまなかった。ただ、株価は冴えない反応。通期の売上高見通しを下方修正したことが嫌気されている。

     これについてイントレーターCEOは説明会で、「顧客である第三者のデータセンター開発業者の進捗遅延が一時的に影響している」と述べた。第4四半期決算にこの問題が反映されるものの、影響を受けた顧客とは納期調整で合意しており、当初契約の総額は維持できるとしている。この発表はAI関連の旺盛な需要に対応する難しさを浮き彫りにした。

     同社は3月にIPOを実施し、AI関連ブームに乗ろうとする投資家の注目を集めている。同社はエヌビディア<NVDA>と緊密に連携しており、顧客にはオープンAIやマイクロソフト<MSFT>などが名を連ねる。

     同社はネオクラウド(次世代型クラウド事業者)と呼ばれる新興企業群の1社で、高性能AIチップへのアクセスを貸し出す事業を展開。旺盛な需要を背景に、データセンターの拡張と最新設備の導入を急いでおり、マイクロソフトへの依存度を下げるため顧客基盤の多様化も進めている。

    (7-9月・第3四半期)
    ・1株損益:0.22ドルの赤字(予想:0.57ドルの赤字)
    ・売上高:13.6億ドル(予想:12.9億ドル)
    ・EBITDA(調整後):8.38億ドル(予想:8.22億ドル)
    ・営業利益(調整後):2.17億ドル(予想:1.77億ドル)
    ・受注残:556億ドル

    (通期見通し)
    ・売上高:50.5~51.5億ドル(従来:最大53.5億ドル)

    【企業概要】
     独自のソフトウェアとクラウドサービスで構成されるプラットフォームで、最先端のインフラストラクチャを大規模に設計・構築・運用・監視する複雑さを管理して、AIワークロードに高いパフォーマンスと効率を提供する。統合型クラウドサービスは、最先端のコンピュート、ネットワーキング、ストレージを提供。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース