2025年11月11日 23時36分
エヌビディアが反落 ソフトバンクGが全保有株を売却=米国株個別
(NY時間09:33)(日本時間23:33)
エヌビディア<NVDA> 194.90(-4.15 -2.08%)
エヌビディア<NVDA>が反落。ソフトバンクG<9984>が、保有する全てのエヌビディア株を10月に58億3000万ドル(約9000億円)で売却したと決算で発表した。これは、将来的なリターンが不透明なAI分野に巨額資金が流入している中で、同社が構想するAI投資を支えるための資金確保策となる。
今回の売却は、孫会長兼CEOが米国で進める「スターゲイト」データセンター構想やAIロボット製造拠点など、多岐に渡るプロジェクトのための資金を必要としていることを浮き彫りにしている。一方、メタ<META>やアルファベット<GOOG><GOOGL>など大手IT企業による総額1兆ドルを超える見通しのAI関連支出が、果たして十分なリターンを生むのかという議論も高まっている。
ソフトバンクGは、オープンAIや米半導体設計企業アンペア・コンピューティング社など、AI分野の中核企業への出資を活用し、この拡大するエコシステムで主導的な立場を築くことを狙っている。
本日の決算説明会では、AI投資バブルの有無に関する質問を避け、エヌビディア売却は同社への見方ではなく「資金調達のために必要な措置だった」と説明した。
ソフトバンクGの後藤CFOは「AIバブルかどうかは断言できない」と述べ、「売却したのは、資金を弊社のファイナンスに活用するためだ」と付け加えた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
エヌビディア<NVDA> 194.90(-4.15 -2.08%)
エヌビディア<NVDA>が反落。ソフトバンクG<9984>が、保有する全てのエヌビディア株を10月に58億3000万ドル(約9000億円)で売却したと決算で発表した。これは、将来的なリターンが不透明なAI分野に巨額資金が流入している中で、同社が構想するAI投資を支えるための資金確保策となる。
今回の売却は、孫会長兼CEOが米国で進める「スターゲイト」データセンター構想やAIロボット製造拠点など、多岐に渡るプロジェクトのための資金を必要としていることを浮き彫りにしている。一方、メタ<META>やアルファベット<GOOG><GOOGL>など大手IT企業による総額1兆ドルを超える見通しのAI関連支出が、果たして十分なリターンを生むのかという議論も高まっている。
ソフトバンクGは、オープンAIや米半導体設計企業アンペア・コンピューティング社など、AI分野の中核企業への出資を活用し、この拡大するエコシステムで主導的な立場を築くことを狙っている。
本日の決算説明会では、AI投資バブルの有無に関する質問を避け、エヌビディア売却は同社への見方ではなく「資金調達のために必要な措置だった」と説明した。
ソフトバンクGの後藤CFOは「AIバブルかどうかは断言できない」と述べ、「売却したのは、資金を弊社のファイナンスに活用するためだ」と付け加えた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース