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    2025年11月11日 1時59分

    米CPIの代替民間データ、10月のインフレ鈍化を示唆

     米国の耐久消費財および個人用品の価格は、10月に伸びが3カ月ぶりに鈍化した。オンライン価格分析会社のオープンブランド社がまとめたデータで明らかとなった。販売業者による値引き幅が僅かに拡大したことが背景にある。ブルームバーグが伝えた。

     オープンブランドが算出する大型商品とパーソナルケア関連商品を含む価格指数は、10月に前月比0.22%上昇し、9月の0.48%から上昇ペースが減速した。オンラインマーケットプレイスや小売りサイト、実店舗の価格を日次で追跡しているオープンブランドは、通信機器を除く全カテゴリーで値上がりが鈍化したと指摘した。

     値引き幅は20.4%と前月から小幅に拡大し、昨年7月の幅に接近した。一方、値引きを実施する販売業者の割合はやや低下。家電製品と個人用品カテゴリーの両方で、価格は下落した。

     これとは別にプライススタッツ社がまとめたインフレ指標でも、10月の価格上昇が全体的に緩やかになったことが示された。ただし、輸入品比率の高い家庭用品や家具、電子機器などの一部で強さが残った。


    株探ニュース