（NY時間12:30）（日本時間02:30）
スタグウェル<STGW>　5.81（+1.00　+20.82%）

　マーケティングネットワーク運営のスタグウェル<STGW>が大幅高。取引開始前に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、予想を上回る１株利益、ＥＢＩＴＤＡの見通しを示した。

　決算も去ることながら。パランティア<PLTR>とのＡＩ主導型マーケティングプラットフォーム構築に関する戦略的提携を発表したことが好感されている。「今回の提携は、マーケター向けのＡＩ駆動型プラットフォーム構築を中心としたもので、データとＡＩの力を統合し、マーケティング投資利益率（ＲＯＩ）を最大化することを目的としている」と説明。

　この新プラットフォームはすでに米国内で複数のクライアントによる試験導入が進んでおり、今後数カ月でさらに多くの顧客への展開を予定しているという。

　パランティアのカープＣＥＯは声明で「われわれのソフトウェアはデータ収集の速度を飛躍的に高め、統合能力を刷新する。それにより、スタグウェル社とそのクライアントの双方にとって新たな価値が生まれる」と述べた。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：0.24ドル（予想：0.22ドル）
・売上高：7.43億ドル　4.5％増（予想：7.30億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.15億ドル（予想：1.15億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：0.75～0.88ドルを維持（予想：0.78ドル）
・売上高：前年比8％増を維持
・EBITDA（調整後）：4.10～4.60億ドルを維持（予想：4.22億ドル）

【企業概要】
　デジタル時代のマーケティング担当者向けに設計されたマーケティングネットワークを運営する。独自のSaaS・DaaSテクノロジーソリューションは、マーケティングバリュー チェーン全体にわたるリサーチとインサイト、通信技術、拡張現実(AR)などの高度なメディアプラットフォームを含む。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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