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    2025年10月23日 22時54分

    ハネウェル、決算受け上昇 航空宇宙部門の好調が寄与=米国株個別

    (NY時間09:51)(日本時間22:51)
    ハネウェル<HON> 217.77(+11.16 +5.40%)

     コングロマリットのハネウェル<HON>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。既存事業売上高も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正した。同社は分社化を控えた航空宇宙部門の好調が寄与した。ただ、第4四半期と通期の売上高については冴えない見通しを示している。

     同社は高性能素材事業の分社化を10月30日に予定しているが、今回のガイダンスにそれを反映済みだとしている。その後は3つの主要セグメントに再編し、オートメーション事業に集中する体制へ移行。同社の分社化計画は来年後半の完了を目指しており、最終的に3社の上場企業に分かれる予定。

     なお、関税の影響は3つの主要セグメントで相殺される見通しだとした。

    (7-9月・第3四半期)
    ・1株利益(調整後):2.82ドル(予想:2.57ドル)
    ・売上高:104.1億ドル 9.1%増(予想:101.5億ドル)
      航空宇宙:45.1億ドル(予想:43.2億ドル)
      産業:22.7億ドル(予想:22.2億ドル)
      ビルディング:18.8億ドル(予想:18.8億ドル)
      エネルギー:17.4億ドル(予想:16.7億ドル)
    ・既存事業売上高:6.0%増(予想:3.2%増)
    ・FCF:14.5億ドル(予想:18.8億ドル)

    (10-12月・第4四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):2.52~2.62ドル(予想:2.71ドル)
    ・売上高:101~103億ドル(予想:105.4億ドル)

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):10.60~10.70ドル(従来:10.45~10.65ドル)(予想:10.59ドル)
    ・売上高:407~409億ドル(従来:408~413億ドル)(予想:408.7億ドル)
    ・FCF:52~56億ドル(従来:54~58億ドル)(予想:54.8億ドル)

    【企業概要】
     エネルギー・セキュリティ・生産性など、世界の重要な課題に取り組む技術を発明・商業化する。物理的な製品とソフトウェアを融合させ、航空宇宙製品とサービス、企業向けのエネルギー効率の高い製品とソリューション、先端材料、建物や産業向けの生産性・センシング・セキュリティ技術などを提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース