（NY時間09:56）（日本時間22:56）
クラウン<CCK>　99.63（+5.22　+5.52%）

　容器・包装のクラウン<CCK>が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しを上方修正した。欧州飲料事業で販売量が１２％増となり、同地域の営業利益が２７％増加したことがけん引した。

　アナリストは「今回も素晴らしい業績上振れとガイダンス引き上げを達成した。多くの生活必需品メーカーが成長に苦戦する環境下で、これほど力強い結果を出しているのは非常に印象的だ」とコメントした。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：2.24ドル（予想：1.99ドル）
・売上高：32.0億ドル　4.2％増（予想：31.3億ドル）
　　米州飲料：14.2億ドル（予想：14.1億ドル）
　　欧州飲料：6.58億ドル（予想：6.17億ドル）
　　アジア太平洋：2.59億ドル（予想：2.68億ドル）
　　輸送包装：5.17億ドル（予想：5.10億ドル）
　　その他：3.51億ドル（予想：3.26億ドル）
・営業利益：4.23億ドル（予想：4.55億ドル）
・その他収益：5100万ドル（予想：3060万ドル）
・FCF（調整後）：5.00億ドル

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・１株利益（調整後）：1.65～1.75ドル（予想：1.58ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：7.70～7.80ドル（従来：7.10～7.50ドル）（予想：7.39ドル）
・FCF（調整後）：約10億ドル

【企業概要】
　米州・欧州・アジア向けに、輸送用・保護用の硬質包装製品・機器・サービスを開発・製造・販売する。主に飲料・食品やパーソナルケア・家庭用品用のアルミ缶やスチール缶、及び金属・食品・飲料・建設等向けのスチールやプラスチックの消耗品と機器、紙ベースの保護包装製品、プラスチックフィルムの消耗品と機器を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース