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    2025年10月21日 1時20分

    米豪首脳 重要鉱物とレアアースの合意書に署名 日本もプロジェクトに関与

     きょうは豪州のアルバニージー首相とトランプ大統領がワシントンで会談を行い、米豪は重要鉱物とレアアースへのアクセス拡大に向けた合意書に署名した。米国は中国のサプライチェーンへの依存を減らそうと取り組んでいる。

     アルバニージー豪首相は「重要鉱物の加工拡大が可能となり、今後6カ月で10億ドルを拠出される。日本も重要鉱物プロジェクトに関与している」と述べた。

     一方、トランプ大統領は、米国・オーストラリア・英国による安全保障協定AUKUS(オーカス)について、「非常に迅速に進展している」と述べ、自身の政権が同協定の継続可否を見直している最中でも、バイデン政権下で発足したこの枠組みを継続させる意向を示した。

     トランプ大統領は会談で「これはかなり前に作られたが、誰も何もしてこなかった。進行が遅過ぎた。しかし今は始まっており、すべて準備が整っている」と述べた。

     トランプ政権は今年初めにオーカスの見直しを発表し、同協定の破棄を検討しているのではないかと同盟国に懸念が広がっていた。しかし、米国が軍事資源をよりアジアに集中させるべきだと考えるトランプ大統領の主要顧問らの見解とも一致しており、オーカスはバイデン前政権時代の政策の中でトランプ大統領が廃止しない数少ないプログラムの1つとなる可能性がある。

     協定の中核は、オーストラリアが今後30年間で原子力潜水艦艦隊を整備するという、数千億ドル規模のプロジェクトであり、もう1つの柱は防衛技術の共有協定である。トランプ大統領の発言は、オーカスの維持に力を入れてきたアルバニージー政権にとって安心材料となる。

    株探ニュース