2025年7月28日 22時52分
サレプタが4日ぶりに反発 値ごろ感の買い ブラジルの男児の死亡例をFDAが調査=米国株個別
(NY時間09:50)(日本時間22:50)
サレプタ<SRPT> 12.60(+0.67 +5.62%)
バイオ医薬品がサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が4日ぶりに反発。同社の遺伝子治療薬「エレビディス」が物議を醸し出しており、株価は急落しているが、時間外で売りが先行していた。ただ、同社株は年初来で90%急落しており、通常取引に入るとショート勢の買い戻しも出ているようだ。
FDAが同剤を巡って調査を実施しているが、ブラジルの8歳の男児が死亡した事例について、先週末にFDAが調査に乗り出していると伝わった。男児が死亡したのは6月7日だが、FDAは居住地を明らかにしていない。
エレビジスはデュシェンヌ型筋ジストロフィーの治療薬で、米国外ではスイスのロシュが販売している。ロシュは先週24日、ブラジルで同薬を投与された患者が最近死亡したと発表していた。
ただ、ブラジル当局はこの死亡例について、同剤が原因である可能性は低いとの見解を示している。死因はウイルス感染で、免疫抑制により症状が悪化した可能性があるとしている。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの標準治療には免疫抑制作用を持つステロイド剤が用いられ、エレビジスとの併用時にはより高用量が投与される。男児がエレビジス治療を受けてから死亡するまでの期間は明らかにされていない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
サレプタ<SRPT> 12.60(+0.67 +5.62%)
バイオ医薬品がサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が4日ぶりに反発。同社の遺伝子治療薬「エレビディス」が物議を醸し出しており、株価は急落しているが、時間外で売りが先行していた。ただ、同社株は年初来で90%急落しており、通常取引に入るとショート勢の買い戻しも出ているようだ。
FDAが同剤を巡って調査を実施しているが、ブラジルの8歳の男児が死亡した事例について、先週末にFDAが調査に乗り出していると伝わった。男児が死亡したのは6月7日だが、FDAは居住地を明らかにしていない。
エレビジスはデュシェンヌ型筋ジストロフィーの治療薬で、米国外ではスイスのロシュが販売している。ロシュは先週24日、ブラジルで同薬を投与された患者が最近死亡したと発表していた。
ただ、ブラジル当局はこの死亡例について、同剤が原因である可能性は低いとの見解を示している。死因はウイルス感染で、免疫抑制により症状が悪化した可能性があるとしている。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの標準治療には免疫抑制作用を持つステロイド剤が用いられ、エレビジスとの併用時にはより高用量が投与される。男児がエレビジス治療を受けてから死亡するまでの期間は明らかにされていない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース