2025年7月22日 2時48分
クリーブランド・クリフスが決算受け大幅高 EBITDAが予想外の黒字=米国株個別
(NY時間13:48)(日本時間02:48)
クリーブランド・クリフス<CLF> 10.59(+1.11 +11.71%)
鉄鋼のクリーブランド・クリフス<CLF>が大幅高。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったものの、売上高は予想を上回った。また、EBITDAは予想外の黒字となった。
ゴンカルベスCEOは、「関税が国内製造業と国内雇用の保護に良い影響をもたらしているのが見え始めている」と述べた。同CEOは、われわれの受注残は健全な状態にある」とした上で、われわれはコスト削減と鋼材販売に極めて注力しており、今後もその姿勢で経営を続けると説明した。
アナリストは、「第2四半期は第3四半期に向けたEBITDAのさらなる改善に向けての土台となる」と指摘。在庫の取り崩しによるコスト削減とフリーキャッシュフロー(FCF)の改善が期待できる」と述べている。一方、「自動車業界の国内回帰は中期的なテーマであり、すぐには反映されない」とも述べた。
また、2027年のバーンズハーバー製鉄所での高炉再開を見据えて、来年以降は設備投資の増加を予想。同アナリストは次のポジティブな材料として、カナダの関税緩和や資産売却の可能性を挙げ、「自動車需要の改善による稼働率の上昇が意味のあるキャッシュ創出の鍵となるが、これには時間がかかるだろう」と指摘した。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):0.50ドルの赤字(予想:0.79ドルの赤字)
・売上高:49.3億ドル 3.1%減(予想:48.8億ドル)
・EBITDA(調整後):9700万ドル(予想:3060万ドルの赤字)
(通期見通し)
・資本支出:約6億ドル(従来:約6.25億ドル)(予想:6.26億ドル)
【企業概要】
北米の自動車をはじめとする様々な産業向けに、フラットロールスチール製品と鉄鉱石ペレットを製造・提供する。採掘段階から、スタンピング・工具・チューブなどの鉄鋼製品の製造に至るまで、包括的に手がける。溶融亜鉛メッキ、電気亜鉛メッキ、ガルバニール、HRC、冷延コイルやその他多様な製品を取り扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
クリーブランド・クリフス<CLF> 10.59(+1.11 +11.71%)
鉄鋼のクリーブランド・クリフス<CLF>が大幅高。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったものの、売上高は予想を上回った。また、EBITDAは予想外の黒字となった。
ゴンカルベスCEOは、「関税が国内製造業と国内雇用の保護に良い影響をもたらしているのが見え始めている」と述べた。同CEOは、われわれの受注残は健全な状態にある」とした上で、われわれはコスト削減と鋼材販売に極めて注力しており、今後もその姿勢で経営を続けると説明した。
アナリストは、「第2四半期は第3四半期に向けたEBITDAのさらなる改善に向けての土台となる」と指摘。在庫の取り崩しによるコスト削減とフリーキャッシュフロー(FCF)の改善が期待できる」と述べている。一方、「自動車業界の国内回帰は中期的なテーマであり、すぐには反映されない」とも述べた。
また、2027年のバーンズハーバー製鉄所での高炉再開を見据えて、来年以降は設備投資の増加を予想。同アナリストは次のポジティブな材料として、カナダの関税緩和や資産売却の可能性を挙げ、「自動車需要の改善による稼働率の上昇が意味のあるキャッシュ創出の鍵となるが、これには時間がかかるだろう」と指摘した。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):0.50ドルの赤字(予想:0.79ドルの赤字)
・売上高:49.3億ドル 3.1%減(予想:48.8億ドル)
・EBITDA(調整後):9700万ドル(予想:3060万ドルの赤字)
(通期見通し)
・資本支出:約6億ドル(従来:約6.25億ドル)(予想:6.26億ドル)
【企業概要】
北米の自動車をはじめとする様々な産業向けに、フラットロールスチール製品と鉄鉱石ペレットを製造・提供する。採掘段階から、スタンピング・工具・チューブなどの鉄鋼製品の製造に至るまで、包括的に手がける。溶融亜鉛メッキ、電気亜鉛メッキ、ガルバニール、HRC、冷延コイルやその他多様な製品を取り扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース