2025年7月17日 23時14分
6月の米小売売上高、米個人消費の減速懸念を和らげる
*米小売売上高(6月)21:30
結果 0.6%
予想 0.1% 前回 -0.9%(前月比)
結果 0.6%
予想 0.3% 前回 0.0%(-0.1%から修正)(除自動車/ガソリン・前月比)
結果 0.5%
予想 0.3% 前回 -0.2%(-0.3%から修正)(除自動車・前月比)
結果 0.5%
予想 0.3% 前回 0.2%(0.4%から修正)(コントロール・前月比)
この日発表の6月の米小売売上高は前月比0.6%増と予想を大きく上回った。幅広い回復が示され、米個人消費の減速懸念をやや和らげる結果となった。
13の主要カテゴリーのうち10が増加を示し、特に自動車販売が2カ月連続の減少から一転して回復したことが特徴的だったようだ。最新のインフレ統計では、新車も中古車も価格が下落していたため、市場では自動車が全体の圧迫要因になると見られていた。
今回の数字は、米個人消費への懸念が高まる中での安心材料となっている。米消費者は経済や家計に対して悲観的な見方を強めており、特に関税が生活費高騰に追い打ちをかける可能性が意識されていた。
一方、GDPの個人消費支出に反映される、いわゆるコントロール・グループの売上高も0.5%の増加となった。この数字は、飲食サービス、自動車販売、建材、ガソリンスタンドを除いた売上高を示し、上半期の締めくくりとしては堅調な数字となっている。
ただ、エコノミストからは、小売売上高はインフレ調整前の数字のため、増加しても価格上昇による可能性もある点には留意が必要との指摘も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
結果 0.6%
予想 0.1% 前回 -0.9%(前月比)
結果 0.6%
予想 0.3% 前回 0.0%(-0.1%から修正)(除自動車/ガソリン・前月比)
結果 0.5%
予想 0.3% 前回 -0.2%(-0.3%から修正)(除自動車・前月比)
結果 0.5%
予想 0.3% 前回 0.2%(0.4%から修正)(コントロール・前月比)
この日発表の6月の米小売売上高は前月比0.6%増と予想を大きく上回った。幅広い回復が示され、米個人消費の減速懸念をやや和らげる結果となった。
13の主要カテゴリーのうち10が増加を示し、特に自動車販売が2カ月連続の減少から一転して回復したことが特徴的だったようだ。最新のインフレ統計では、新車も中古車も価格が下落していたため、市場では自動車が全体の圧迫要因になると見られていた。
今回の数字は、米個人消費への懸念が高まる中での安心材料となっている。米消費者は経済や家計に対して悲観的な見方を強めており、特に関税が生活費高騰に追い打ちをかける可能性が意識されていた。
一方、GDPの個人消費支出に反映される、いわゆるコントロール・グループの売上高も0.5%の増加となった。この数字は、飲食サービス、自動車販売、建材、ガソリンスタンドを除いた売上高を示し、上半期の締めくくりとしては堅調な数字となっている。
ただ、エコノミストからは、小売売上高はインフレ調整前の数字のため、増加しても価格上昇による可能性もある点には留意が必要との指摘も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース