（NY時間12:28）（日本時間01:28）
ジョビー<JOBY>　13.56（+0.93　+7.35%）
アーチャー<ACHR>　11.37（+0.57　+5.23%）

　空飛ぶタクシーのジョビー・アビエーション<JOBY>が上昇。同社は、カリフォルニア州の主力製造拠点における航空機の生産能力を倍増させる計画を明らかにした。ドバイで有人試験飛行を完了してから数週間後の発表となる。

　カリフォルニア州マリーナ工場の生産能力を年最大２４機まで引き上げる予定だという。また、オハイオ州デイトンにある新拠点では、パイロット生産ライン向けの航空機部品の製造・試験を行う設備の設置が進行中であることも明らかにした。

　今年初め、同社は株主向け書簡で、デイトン工場での部品製造開始を２０２５年半ばと見込んでいると発表していた。これは、当初予定していた昨年の生産開始からの遅延を意味する。

　５月に筆頭株主となったトヨタ自動車のエンジニアが、設計・製造・品質管理などの領域で同社の業務に深く関与しているという。

　なお、ライバルのアーチャー・アビエーション<ACHR>も揃って上昇。

【企業概要】
　全電動式垂直離着陸機(eVTOL)エアタクシーを開発する。機体は都市ルートに最適化され、1回の充電で最大100マイルを目標航続距離とする。同サイズの従来の航空機やヘリコプターよりも大幅に低い騒音レベルで、クリーンで高速な新しい形の航空輸送サービス提供を目指し、航空機認証手続きを進める。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース