（NY時間10:11）（日本時間23:11）
オーガノジェネシス<ORGO>　4.11（-0.38　-8.49%）
マイメディックス<MDXG>　6.58（-0.22　-3.24%）

　創傷（そうしょう）に伴う再生医療を手掛けるオーガノジェネシス<ORGO>とマイメディックス<MDXG>がともに下落。メディケア・メディケイド・サービスセンター（ＣＭＳ）が、高齢者向け医療制度（メディケア）の受給者に対するケアを強化しつつ、不要な支出削減を目指す２０２６年メディケア診療報酬スケジュール案を発表。この提案の中に皮膚代替製品の無駄遣い削減を盛り込んだ。

　ＣＭＳは皮膚代替製品をバイオ製品（生物製剤）として扱い、１平方インチあたり最大２０００ドルの費用がかかっているが、提案ではこれを付随的な消耗品としての支払い対象に変更するという。この変更により、これらの製品に対するメディケア支出を約９０％削減できる見込み。

【企業概要】
＊オーガノジェネシス
　病院・創傷治療センター・政府施設やその他幅広い医療機関向けに、創傷治癒の初期から創口閉鎖までの段階をカバーする再生医療用製品を提供する。また、外科・スポーツ医学分野では、変形性関節症や腱鞘炎などの変性疾患を含む筋骨格系の損傷の治癒をサポートする再生医療製品を提供する。

＊マイメディックス
　慢性創傷をはじめとする創傷ケア・熱傷・外科手術の分野で、独自のプロセスを用いて製造された胎盤組織同種移植片を開発・販売する。異種移植製品であるHELIOGEN線維性コラーゲンマトリックスの独占権を取得・発売し、動物由来製品(異種移植片)の提供を開始とともに製品ラインナップの拡充に取り組む。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース