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    2025年6月18日 22時15分

    中国、G7議長総括の政策批判に反発

     カナダで行われたG7サミットを巡り、中国は、レアアース政策や経済政策を批判した欧米首脳を、自国の内政に干渉したとして厳しく非難した。中国外務省は、カナダのカーニー首相が中国に対し、市場歪曲や有害な過剰生産能力の抑制を求める議長総括を発表したことに対し、正式に抗議した。カーニー首相の発言を無責任かつ操作的、中傷的だと反論。

     議長総括によると、G7首脳は貿易・産業政策に関する懸念に加え、中国による東シナ海・南シナ海を不安定化させる活動に対する、進行中の深刻な懸念や、台湾海峡の平和と安定の維持の重要性について議論した。

     中国側は、中国の行動によって過剰生産能力や市場の歪みが生じていることはないと否定し、こうした主張は保護主義の実践や、中国の産業を圧迫するための口実に過ぎないと述べた。また、この議長総括が中国の内政干渉にあたり、国際関係の基本原則に違反しているとも強調した。

     中国はまた、世界が新たな中国ショックに直面していると、G7サミットの場で述べたフォンデアライエン欧州委員長も非難した。フォンデアライエン委員長は、「中国が一部の分野での準独占的地位を交渉の道具としてだけでなく、主要産業の競合他社を弱体化させるための武器として利用している」と指摘していた。

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