（NY時間10:17）（日本時間23:17）
レミットリー<RELY>　20.92（+1.39　+7.12%）

　送金サービスのレミットリー・グローバル<RELY>が上昇。月曜日に米上院共和党が発表した税制・歳出計画が、当初懸念されていたほど厳しい送金規制を含んでいなかったことで安心感が広がっている。

　アナリストは「送金市場にとって当初の懸念ほど厳しくない内容のようだ」と述べた上で、「これはデジタル送金プロバイダーにとって好材料であり、同社の送金者は銀行口座との関係が必要となるため、追い風となる可能性がある」と指摘した。

　さらに「現在の法案内容なら同社にとって追い風となり、デジタル送金の利用拡大につながる可能性がある」としている。

　米上院の法案によると、銀行秘密法の対象となる口座から送られる送金、つまり米国発行のデビットカードやクレジットカード、銀行口座で資金提供された送金は、送金税の対象外とされる見通しだという。

　最終的に可決される法案はまだ不確実なものの、今回の提案は懸念払拭につながる可能性があり、その実現可能性は高いとも述べている。

【企業概要】
　モバイルアプリやWebからアクセス可能なデジタルクロスボーダー送金サービスを提供し、世界の移民を支援する。モバイルファースト、グローバルネットワーク、テクノロジーインフラを備えたサービスで、顧客は、通常数分以内にアカウントを設定して、海外の受取人への送金を開始できる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース