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    2025年6月4日 5時37分

    HPエンタープライズ、決算受け時間外で上昇 関税の影響は軽微=米国株個別

    (NY時間16:37)(日本時間05:37)時間外
    HPエンタープライズ<HPE> 18.22(+0.53 +3.00%)

     HPエンタープライズ<HPE>が時間外で上昇。引け後に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の1株利益の見通しも上方修正している。

     マイヤーズCFOは声明で「第2四半期は、サーバー、インテリジェントエッジ、ハイブリッドクラウドの各部門で売上高が増加。特にサーバーでは四半期を通じて利益が改善した」と述べた。

     同社は今年の関税の業績への影響は軽微になるとの見通しを示した。関税の影響についてネリCEOは「今年は利益に対する関税の影響が1株0.04ドルに留まる見通しで、従来の0.07ドルからは軽減された」と述べている。

     AI分野の成長により高性能サーバー需要は増加しているものの、エヌビディア<NVDA>などの高価なAIチップを搭載する必要があり、利益率は低めとなっている。同社は競合他社ほどこの分野で恩恵を受けられておらず、アクティビスト(物言う株主)として知られるエリオットが15億ドル相当の株式を取得し、影響力を強めている。

     それについてネリCEOは、「投資家との対話は非公開であり、エリオットとのやり取りにはコメントしない」と述べた。

    (2-4月・第2四半期)
    ・1株利益(調整後):0.38ドル(予想:0.33ドル)
    ・売上高:76.3億ドル 5.9%増(予想:74.6億ドル)
      サーバー:40.6億ドル(予想:39.6億ドル)
      ハイブリッドクラウド:14.5億ドル(予想:13.7億ドル)
      インテリジェントエッジ:11.6億ドル(予想:11.5億ドル)
      金融サービス:8.56億ドル(予想:8.73億ドル)
      企業投資・その他:1.94億ドル(予想:2.15億ドル)
    ・粗利益率(調整後):29.4%(予想:28.6%)

    (5-7月・第3四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):0.40~0.45ドル(予想:0.42ドル)
    ・売上高:82~85億ドル(予想:81.9億ドル)

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):1.78~1.90ドル(従来:1.70~1.90ドル)(予想:1.80ドル)
    ・売上高:7~9%増(従来:7?11%増)
    ・営業利益(調整後):7%減~変わらず
    ・FCF:約10億ドルを維持(予想:13.8億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース