（NY時間14:46）（日本時間03:46）
ＧＥベルノバ<GEV>　474.90（-10.11　-2.08%）

　発電システムのＧＥベルノバ<GEV>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。ただ、目標株価は従来の４２７ドルから５１７ドルに引き上げている。

　現在の株価は市場予想と比較して割高な水準にあると指摘。同社株は４月初旬の安値から前日終値までに約８０％上昇している。同アナリストは「長期的なファンダメンタルズは依然として強いが、最近の株価上昇を受けてリスクとリワードのバランスが限定的になってきた」と指摘。

　ただ、２０３０年代には利益率２５％超への拡大を見込み、発電事業モデルを２０４０年まで延長したことで、リスク・リワードのバランスが見通せるようになったとも述べている。

　なお、ストラジックＣＥＯはインタビューで、トランプ大統領の原子力政策により、２０３０年までに米国で小型原子炉（ＳＭＲ）の稼働が可能になるとの見通しに言及していた。

【企業概要】
　OECD諸国をはじめ世界各国で、陸上・洋上風力や水力を含む、より信頼性が高く持続可能な電力システムを構築し、発電・送電・調整・変換・貯蔵を行う製品とサービスを提供する。電化と脱炭素化、需要増への対応、排出量の抑制・削減を通じたエネルギー転換の推進など、顧客の具体的な取り組みを支援する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース