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    2025年5月30日 3時42分

    ベスト・バイが決算受け下落 市場シェア喪失に懸念=米国株個別

    (NY時間14:42)(日本時間03:42)
    ベスト・バイ<BBY> 65.51(-6.01 -8.40%)

     家電量販店のベスト・バイ<BBY>が下落。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高は若干予想以上の減収となったほか、売上高も予想を下回った。1株利益は予想を上回っていた。

     ガイダンスも公表し、通期の見通しを下方修正。通期ガイダンスは関税の影響を織り込む形で更新。関税は年内現状水準が続き、直近数四半期の消費者行動にも大きな変化はないと見込んでいる。

     アナリストは「第1四半期はまちまちの内容で、株価に下押し圧力がかかる可能性がある。1株利益は予想を上回ったが、そのうち0.04ドルは販管費の一時的な要因によるものだった」と述べた。

     さらに、同業他社が電子機器の支出増加を報告していた一方、同社の既存店売上高は予想を下回った。経営陣は市場シェア喪失を一因として挙げていた。また、通期見通しの下方修正は懸念されていたほど悪くはなかったが、いずれにせよ下方修正であり、第2四半期の1株利益の示唆も予想を下回っている。

     既存店売上の結果は期待外れで、懸念される市場シェア喪失を裏付けているとし、弱気シナリオを補強する内容だとも指摘していた。

    (2-4月・第1四半期)
    ・既存店売上高:0.7%減(予想:0.6%減)
      米国:0.7%減(予想:0.6%減)
      海外:0.7%減(予想:0.1%減)
    ・1株利益(調整後):1.15ドル(予想:1.09ドル)
    ・売上高:87.7億ドル 0.9%減(予想:88.0億ドル)
      米国:81.3億ドル(予想:80.7億ドル)
      海外:6.4億ドル(予想:6.38億ドル)
    ・粗利益率:23.4%(予想:23.4%)

    (5-7月・第2四半期見通し)
    ・既存店売上高:前年並みからやや減少を予想
    ・営業利益率(調整後):約3.6%を予想

    (26年度通期見通し)
    ・既存店売上高:1%減~1%増(従来:0~2%増)(予想:0.15%減)
    ・1株利益(調整後):6.15~6.30ドル(従来:6.20~6.60ドル)(予想:6.15ドル)
    ・売上高:411~419億ドル(従来:414~422億ドル)(予想:413.8億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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