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    2025年5月29日 23時34分

    センチネルワン、決算受け大幅安 通期売上高見通しを下方修正 アナリストはARRの弱さ指摘=米国株個別

    (NY時間10:33)(日本時間23:33)
    センチネルワン<S> 17.27(-2.41 -12.23%)

     セキュリティ・プラットフォーム開発のセンチネルワン<S>が大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を僅かに上回った。ただ、株価は冴えない反応。年ベース経常収益(ARR)は予想を下回っている点やガイダンスも嫌気している模様。通期の売上高見通しを下方修正したほか、第2四半期の売上高見通しが予想を下回った。

     アナリストはARRの弱さを指摘。原因はマクロ経済の逆風と案件の遅延。ARRは同社のようなSaaS企業の成長性を示す指標であるため、ここが弱いとネガティブに捉えられやすい。

     また、一部のアナリストは競合に対して相対的に弱い点も挙げている。「他社も多少のボラティリティがあったが、同社はより大きな打撃を受けた」と指摘。市場全体に対する耐性の弱さを露呈したとしている。顧客企業が経済環境の悪化により、IT投資に慎重になっている点も業績の重しになっている可能性があると指摘。

     一方、売上高やフリーキャッシュフロー(FCF)が好調な点は特筆。なお、同社の取締役会は2億ドルの自社株買いプログラムを承認した。

    (2-4月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):0.02ドル(予想:0.01ドル)
    ・売上高:2.29億ドル(予想:2.28億ドル)
    ・年ベース経常収益(ARR):9.48億ドル(予想:9.52億ドル)
    ・粗利益率(調整後):79%(予想:79%)

    (5-7月・第2四半期見通し)
    ・売上高:2.42億ドル(予想:2.45億ドル)
    ・粗利益率(調整後):79%(予想:79.1%)

    (26年度通期見通し)
    ・売上高:9.96~10.0億ドル(従来:10.1~10.1億ドル)(予想:10.1億ドル)
    ・粗利益率(調整後):78.5~79.5%を維持(予想:79%)
    ・営業利益率(調整後):3~4%を維持(予想:3.49%)

    【企業概要】
     AIを搭載した統合型セキュリティ(XDR)プラットフォームを開発・提供する。独自開発のプラットフォームSingularityは、自律的にサイバー攻撃を検知し、大規模・高精度で実行する。また、エンドポイント上での動作により、クラウド未接続時も顧客データを保護する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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