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    2025年5月29日 22時41分

    エヌビディア、決算受け上昇 売上高見通しがブラックウェル生産拡大を示唆=米国株個別

    (NY時間09:40)(日本時間22:40)
    エヌビディア<NVDA> 142.50(+7.69 +5.70%)

     エヌビディア<NVDA>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、注目のデータセンター部門は予想を若干下回っている。一方、ゲーム部門が堅調だった。ゲーム部門の売上高はブラックウェル関連の販売が寄与し42%の増収となった。

     同社は、第2四半期の売上高を450億ドル±2%を見込んでいるが、それには輸出規制で約80億ドルの中国での売上高の落ち込みを反映させており、その割には強い内容との見方となっている。その売上高見通しはブラックウェルの生産拡大を示唆しているとの受け止めも出ているようだ。

     フアンCEOは「AIインフラのグローバルな需要が極めて強い」と述べた。取り組みの一環として同社はチップを単体で販売するのではなく、コンピュータシステム全体として提供する方針を強めている。これにより、高度で強力なテクノロジーの導入を加速できるという。同社はAIインフラが最終的に経済の多くの領域を変革すると見ており、フアンCEOはこれを新たな産業革命と位置づけている。

     アナリストからは「同社の決算と見通しは、H20の対中輸出禁止の影響を相殺した」とのコメントの一方、「ブラックウェルの立ち上げが四半期ごとの成長を牽引する見込みだが、H20の販売減を織り込んだ形で下方修正されていることから、業績の大幅な上振れは見込みにくい」との見方も出ている。

    (2-4月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):0.96ドル(予想:0.93ドル)
    ・売上高:440.6億ドル 69%増(予想:432.9億ドル)
      データセンター:391億ドル 73%増(予想:392.2億ドル)
       コンピュート:341.6億ドル(予想:354.7億ドル)
       ネットワーク:49.6億ドル(予想:34.5億ドル)
      ゲーム:37.6億ドル(予想:28.5億ドル)
      プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:5.09億ドル(予想:5.05億ドル)
      自動車:5.67億ドル 72%増(予想:5.79億ドル)
    ・粗利益率(調整後):71.3%(予想:71.0%)
    ・営業利益(調整後):232.8億ドル(予想:271.5億ドル)
    ・FCF:261.4億ドル 75%増

    (5-7月・第2四半期見通し)
    ・売上高:441~459億ドル(予想:454.5億ドル)
    ・粗利益率(調整後):71.5~72.5%(予想:71.7%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース