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    2025年5月29日 6時02分

    エヌビディア、決算受け時間外で5%高 売上高見通しがブラックウェルの生産拡大を示唆との受け止めも=米国株個別

    (NY時間17:01)(日本時間06:01)時間外
    エヌビディア<NVDA> 142.28(+7.47 +5.54%)

     エヌビディア<NVDA>が時間外で上昇。引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。データセンター部門は予想を若干下回ったものの、ゲーム部門が堅調だった。ゲーム部門の売上高はブラックウェル関連の販売が寄与し42%の増収となった。

     第2四半期の売上高は450億ドル±2%を見込んでいるが、それには輸出規制で約80億ドルの中国での売上高の落ち込みを反映させており、今回の売上高見通しはブラックウェルの生産拡大を示唆しているとの受け止めのようだ。

     フアンCEOは「AIインフラのグローバルな需要が極めて強い」と述べた。取り組みの一環として同社はチップを単体で販売するのではなく、コンピュータシステム全体として提供する方針を強めている。これにより、高度で強力なテクノロジーの導入を加速できるという。同社はAIインフラが最終的に経済の多くの領域を変革すると見ており、フアンCEOはこれを新たな産業革命と位置づけている。

     アナリストは「より広範な懸念としては、米中間の貿易摩擦や関税の影響が今後のデータセンター拡張やAIチップ需要の逆風となる可能性がある点。これは同社の支配的地位が終わるという意味ではないが、それを維持するには、地政学的・競争的・経済的に複雑化する環境に対処し続ける必要があることを示唆している」と述べた。

    (2-4月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):0.96ドル(予想:0.93ドル)
    ・売上高:440.6億ドル 69%増(予想:432.9億ドル)
      データセンター:391億ドル 73%増(予想:392.2億ドル)
       コンピュート:341.6億ドル(予想:354.7億ドル)
       ネットワーク:49.6億ドル(予想:34.5億ドル)
      ゲーム:37.6億ドル(予想:28.5億ドル)
      プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:5.09億ドル(予想:5.05億ドル)
      自動車:5.67億ドル 72%増(予想:5.79億ドル)
    ・粗利益率(調整後):71.3%(予想:71.0%)
    ・営業利益(調整後):232.8億ドル(予想:271.5億ドル)
    ・FCF:261.4億ドル 75%増

    (5-7月・第2四半期見通し)
    ・売上高:441~459億ドル(予想:454.5億ドル)
    ・粗利益率(調整後):71.5~72.5%(予想:71.7%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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