（NY時間09:39）（日本時間22:39）
オクタ<OKTA>　110.50（-15.01　-11.96%）

　ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が大幅安。前日引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第２四半期の進行中の残存履行義務（ｃＲＰＯ）が予想を下回ったことが嫌気されている模様。アナリストは今回のガイダンスを慎重な見通しと捉えている模様。

　「同社は堅調な業績を報告し、すべての指標で予想を上回った。ｃＲＰＯは順調に増加しており、通期見通しもやや上方修正されている。しかし、それにはマクロ経済環境に関する不確実性が含まれており、引き続き先行きに慎重だ」と評している。

（２－４月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：0.86ドル（予想：0.78ドル）
・売上高：6.88億ドル　12％増（予想：6.80億ドル）
　　サブスク：6.73億ドル（予想：6.67億ドル）
　　プロフェッショナル・その他：0.15億ドル（予想：0.13億ドル）
・粗利益率（調整後）：82％（予想：81.6％）
・営業利益（調整後）：1.84億ドル（予想：1.70億ドル）
・FCF：2.38億ドル

（５－７月・第２四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.83～0.84ドル（予想：0.79ドル）
・売上高：7.10～7.12億ドル（予想：7.09億ドル）
・営業利益（調整後）：1.83～1.85億ドル（予想：1.77億ドル）
・進行中の残存履行義務（cRPO）：22.0～22.1億ドル（予想：22.3億ドル）

（２６年度通期見通し）
・１株利益（調整後）：3.23～3.28ドル（従来：3.15～3.20ドル）（予想：3.20ドル）
・売上高：28.5～28.6億ドルを維持（予想：28.6億ドル）
・営業利益（調整後）：7.10～7.20億ドル（従来：7.05～7.15億ドル）（予想：7.14億ドル）

【企業概要】
　世界中で自動化ユーザー管理、統合、モバイルID、マルチファクター認証、およびリポートソフトウェアを提供しているアプリケーションソフトウェア開発会社。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース