ルビオ米国務長官は世界各地の米国大使館に対し、学生ビザ申請者の面接予約を一時停止するよう命じた。トランプ政権はソーシャルメディアのプロフィールを巡る審査の厳格化を検討している。ブルームバーグが伝えた。

　この指針は２７日に各国・地域に駐在する外交官に送られた公電の中で示された。反ユダヤ主義を助長する雰囲気に留学生が関与しているという主張を受け、トランプ政権が外国人学生の受け入れ制限に動く中での措置となる。
　
　ルビオ長官は「ソーシャルメディアの審査および身元確認の要件強化に備え、領事部門は追加の指針が示されるまで、学生ビザおよび交流訪問者ビザ（Ｆ、Ｍ、Ｊ）の新たな面接枠を設けてはならない」と公電に記した。予約停止は即時適用され、追加の指針は今後数日中に示されるとしている。

　公電によれば、すでに予定されている面接については実施が認められている。同措置についてはポリティコが先に報じていた。米国務省および米国土安全保障省にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。

株探ニュース