＊コンファレンスボード消費者信頼感指数（5月）23:00
結果　98.0
予想　87.1　前回　85.7（86.0から修正）

　この日発表になった５月調査分のコンファレンスボード消費者信頼感指数は９８．０と４年ぶりの最大の月間上昇を記録し、予想外の大幅な改善となった。トランプ関税の猶予期間が設定され、米中協議の進展も伝わっていたことで前回からの反転は見込まれていたものの、予想以上のポジティブ・サプライズであったものと思われる。

　米消費者のセンチメントに大きく影響すると言われている米株式市場が５月は反騰し、ことが想定以上の改善に結びついてものと推察される。前月は５年ぶりの水準に落ち込んでいた。関税の一時停止を背景に、景気や労働市場の見通しが改善。

　今後６カ月の見通しを示す期待指数は大幅な上げ。現況指数も上昇した。信頼感の改善は年齢層や所得層、支持政党を問わず幅広く見られ、とりわけ共和党支持層での伸びが大きかった。

　消費者は大型商品の購入や休暇の計画についてより楽観的となり、株式市場の見通しも改善したが、現在の雇用市場に関する見方は依然として分かれていました。

株探ニュース