（NY時間11:35）（日本時間00:35）
インテュイティブ・サージカル<ISRG>　559.65（-6.30　-1.11%）

　手術ロボットのダヴィンチを手掛けるインテュイティブ・サージカル<ISRG>が下落。同社はガサートＣＥＯの退任を発表し、７月１日付で後任にローザ社長を指名した。ガサートＣＥＯは取締役会執行議長となり、バラット取締役会議長が筆頭独立取締役になるという。

　これについてアナリストからは「同ＣＥＯのリーダーシップの下、同社は４つの新製品を発売し、国際市場に大きく進出し、株主に莫大な富をもたらした。投資家にとって重要なのは、今回の動きによって同社のテーゼが変わるかどうかだが、変わらないと見ている」との見解が出ている。

　また、別のアナリストからは「ローザ社長の豊富な在職期間とガサートＣＥＯとの緊密で継続的な協力関係を考慮すると、今回の異動が画期的な戦略変更を意味するとは考えにくい」との評価も出ていた。

【企業概要】
　患者の体への負担が少ない低侵襲治療・手術支援ロボット技術を開発し、米国内外の医療機関に、一般外科・泌尿器科・婦人科・心臓胸部・頭頸部の専門分野で幅広い外科手術を実行できるように設計されたダヴィンチ外科手術システム、低侵襲末梢肺生検のためのロボット支援気管支鏡プラットフォームを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース