株探米国株

NYダウ (22日終値)
41,859.09
-1.35
-0.01%
S&P500 (22日終値)
5,842.01
-2.60
-0.05%
ナスダック総合 (22日終値)
18,925.73
+53.09
0.28%
探検
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  米株式市場、ここに来て疲労感も指摘される=米国株
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2025年5月15日 0時35分

    米株式市場、ここに来て疲労感も指摘される=米国株

    NY株式14日(NY時間11:35)(日本時間00:35)
    ダウ平均   42168.52(+28.09 +0.07%)
    ナスダック   19131.45(+121.37 +0.64%)
    CME日経平均先物 37780(大証終比:-360 -0.95%)

     きょうの米株式市場、ダウ平均は下押す気配まではないものの、前日と併せて上値が重くなっている雰囲気も出ている。一方、IT・ハイテク株は買いが続いており、ナスダックはプラス圏での推移。

     4月の急落からウォール街は劇的な回復を示し、4月2日の解放の日以降の下げを完全に取り戻している。ただ、貿易戦争からの景気減速、インフレの高止まりといったリスクの中で、株価は今月に入って過度に上昇し過ぎており、疲労感の兆しも見え始めているといった声も出ている。

     S&P500は先月の日中安値から22%急騰した後、変動しており、大手のIT・ハイテク株は上昇しているものの、他の主要セクターは下落している。主要11業種のうちIT、コミュニケーション、一般消費財を除く8業種が本日は下落。

     ストラテジストは、「今回の急反発は不安定で、米中貿易摩擦が3カ月間休戦となったことで投資家は安心しているが、その裏には株価が過度に上昇し、新たな不測の事態に脆弱になっているリスクをはらんでいる」と指摘。

     「貿易摩擦が緩和する中、投資家は基本要因に戻りつつあるが、今後、目にする現実を気に入らないかもしれない。市場は記録的な速さでの急落から買われ過ぎの状態に急転したが、成長の明確な再加速が見られない限り、上昇余地は限定的だ」と述べている。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース