朝方にグールズビー・シカゴ連銀総裁のインタビューが伝わり、中央銀行当局者が日々の株価変動や経済政策発表に反応しないことが重要だとし、経済データはいまのところ安定しているとの見方を示した。

　「ＦＲＢの役割は、株式市場や政策発言の日常的な振れに反応するのではなく、安定した手綱を握り続けることだという点を忘れてはならない」と発言。「少なくとも順調に行っていることを示唆するデータが続いている」と述べた。

　総裁は「不透明な環境への懸念から、消費者や企業が支出や投資の計画を手控えるリスクがある」とも指摘。先月は見通しが非常に不透明な状況だったと話した。

　総裁はまた、「経済データを息を潜めて見守っている状態だ。４月のような状況では、ある種の麻痺状態に陥ることもあるが、それが数値に表れるまでには時間がかかる」と説明した。

　「多くのノイズがあるが、これを乗り越えることができれば、表面下には底堅いハードデータに裏付けられた経済がまだ存在していると感じている」と語った。


株探ニュース