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    2025年5月13日 22時53分

    アンダーアーマーが決算 売上高が予想を若干上回る 通期見通しは示さず 株価は小幅高=米国株個別

    (NY時間09:49)(日本時間22:49)
    アンダーアーマー<UAA> 6.27(+0.06 +0.89%)

     スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が取引開始前に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を若干上回った。北米が予想を上回り、同社復活への動きを後押しした。

     共同創業者のプランクCEOが昨年、事業再編のために同社に復帰し、経営立て直しに取り組んでいる。値引きを削減し、在庫を削減しつつ、売れ筋製品に焦点を絞り直し、マーケティング活動を強化している。3月には、5年間の休止を経て、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)との非常に希少なライセンス契約を締結した。しかし、消費マインドの低迷やトランプ大統領の貿易摩擦により、その取り組みは困難を極めている。

     同社は第1四半期の売上高見通しを4-5減と予想以上の悪化を見込んでいる。また、関税による潜在的な需要とコストへの影響を理由に通期の見通しは明らかにしなかった。

     同社はこれまでのところトランプ関税の影響をほとんど受けていない。同社の中国から米国に輸入する製品は全体の約3%に過ぎない。同社はホワイトハウスにシューズの関税免除を要請している企業の1つだが、製品の大半をベトナム、インドネシア、ヨルダン、カンボジアなどから調達。これらの国々は貿易交渉の90日間の猶予期間が終了する7月に、米国による関税引き上げの対象となる可能性がある。

     ただ、株価は上値が重く小幅高に留まっている。

    (1-3月・第4四半期)
    ・1株損益(調整後):0.08ドルの赤字(予想:0.08ドルの赤字)
    ・売上高:11.8億ドル 11%減(予想:11.6億ドル)
      北米:6.89億ドル(予想:6.61億ドル)
      アジア太平洋:1.65億ドル(予想:1.79億ドル)
      EMEA:2.79億ドル(予想:2.79億ドル)
      中南米:0.45億ドル(予想:0.48億ドル)
    ・営業損益(調整後):3560万ドルの赤字(予想:3630万ドルの赤字)
    ・在庫:9.46億ドル(予想:9.42億ドル)

    (4-6月・第1四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):0.01~0.03ドル
    ・売上高:4~5%減(予想:1.7%減)
      北米:4~5%減
      EMEA:1桁台後半の増加
      アジア太平洋:10%台半ばの減少)
    ・営業利益(調整後):2000~3000万ドル

    (26年度通期見通し)
    ・公表見送り

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース