2025年5月13日 21時52分
ダウ先物は反落 前日の急伸は一服 ただ、ムードは実に楽観的=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:41)(日本時間21:41)
ダウ先物 42329(-164.00 -0.39%)
S&P500 5868.50(+3.50 +0.06%)
ナスダック100先物 21005.50(+56.75 +0.27%)
米株価指数先物市場でダウ先物は反落している一方、S&P500、ナスダック100は上昇。ただ、前日の急伸は一服している。
先ほど4月の米消費者物価指数(CPI)が公表され、総合指数は前月比0.2%上昇、前年比2.3%上昇と予想を下回る内容となった。前年比での上昇率は21年2月以来の低水準。ただ、短期金融市場での年内の利下げは2回の見通しで変わらず。
消費のモメンタム低下が観測されている中、企業は1-3月の関税前に仕入れた在庫が尽きるまでコスト転嫁を先送りしている可能性があり、今回のCPIはトランプ関税の影響がまだ十分に出ていないとの見方も出ている。米株式市場は発表直後こそ買いの反応を見せたが、大きな動きには繋がっていない。
ただ、週末の米中貿易協議の予想外の進展で、市場はリスク選好のムードを高めている。前日の米株式市場でダウ平均は1100ドル超急伸していた。さすがに本日は一服感が出ているものの、下値での買い意欲も復活しているようだ。
一気に市場の雰囲気が反転しており、トランプ関税による貿易摩擦が米経済を景気後退に陥れるとの見方が急速に後退している。エコノミストからは景気後退のシナリオを撤回する動きも出ている状況。また、直近の上昇の流れに乗り遅れている投資家も多く、4月2日の「解放の日」以降の下げは解消しているが、もうしばらく上値余地はあるとの指摘も聞かれる。ここに来て実に楽観的ムードが市場には広がっている模様。
ユナイテッドヘルス<UNH>が時間外で下落。取引開始前にウィッティCEOが個人的な理由により辞任することを受け、ヘムズリー会長がCEOに任命する人事を発表。また、同社は医療費が予想を上回る見通しから、2025年の見通しを一旦取り下げると発表した。
ボーイング<BA>が時間外で4日続伸。同社は、米中貿易摩擦の影響を受け易い銘柄としてみなされているが、本日、中国当局が同社の航空機の納入を拒否するよう求めた国内航空会社への指示を約1カ月ぶりに解除したと伝わった。
スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が決算を受け時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を若干上回った。北米が予想を上回り、同社復活への動きを後押しした。
太陽光関連機器のエンフェーズ・エナジー<ENPH>が時間外で続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の46ドルから39ドルに引き下げた。前日終値よりも19%低い水準。米連邦政府の税制変更による住宅用の太陽光発電需要への逆風を理由に挙げた。
仮想通貨交換業者のコインベース<COIN>が時間外で大幅高。S&P500の算出銘柄に採用される。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは前日引け後に、同社を来週19日月曜日の取引開始前からS&P500に組み入れると発表。
(NY時間08:51)(日本時間21:51)時間外
ボーイング<BA> 200.56(+2.03 +1.02%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 340.50(-38.25 -10.10%)
アンダーアーマー<UAA> 6.38(+0.17 +2.74%)
エンフェーズ<ENPH> 45.25(-2.69 -5.61%)
コインベース<COIN> 229.20(+21.98 +10.61%)
アップル<AAPL> 210.66(-0.13 -0.06%)
マイクロソフト<MSFT> 448.45(-0.81 -0.18%)
アマゾン<AMZN> 211.65(+3.01 +1.44%)
アルファベットC<GOOG> 159.99(+0.41 +0.26%)
アルファベットA<GOOGL> 158.95(+0.49 +0.31%)
テスラ<TSLA><TSLA> 321.60(+3.22 +1.01%)
メタ<META><META> 645.05(+5.62 +0.88%)
エヌビディア<NVDA> 124.87(+1.87 +1.52%)
AMD<AMD> 109.90(+1.78 +1.65%)
イーライリリー<LLY> 753.75(-1.82 -0.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42329(-164.00 -0.39%)
S&P500 5868.50(+3.50 +0.06%)
ナスダック100先物 21005.50(+56.75 +0.27%)
米株価指数先物市場でダウ先物は反落している一方、S&P500、ナスダック100は上昇。ただ、前日の急伸は一服している。
先ほど4月の米消費者物価指数(CPI)が公表され、総合指数は前月比0.2%上昇、前年比2.3%上昇と予想を下回る内容となった。前年比での上昇率は21年2月以来の低水準。ただ、短期金融市場での年内の利下げは2回の見通しで変わらず。
消費のモメンタム低下が観測されている中、企業は1-3月の関税前に仕入れた在庫が尽きるまでコスト転嫁を先送りしている可能性があり、今回のCPIはトランプ関税の影響がまだ十分に出ていないとの見方も出ている。米株式市場は発表直後こそ買いの反応を見せたが、大きな動きには繋がっていない。
ただ、週末の米中貿易協議の予想外の進展で、市場はリスク選好のムードを高めている。前日の米株式市場でダウ平均は1100ドル超急伸していた。さすがに本日は一服感が出ているものの、下値での買い意欲も復活しているようだ。
一気に市場の雰囲気が反転しており、トランプ関税による貿易摩擦が米経済を景気後退に陥れるとの見方が急速に後退している。エコノミストからは景気後退のシナリオを撤回する動きも出ている状況。また、直近の上昇の流れに乗り遅れている投資家も多く、4月2日の「解放の日」以降の下げは解消しているが、もうしばらく上値余地はあるとの指摘も聞かれる。ここに来て実に楽観的ムードが市場には広がっている模様。
ユナイテッドヘルス<UNH>が時間外で下落。取引開始前にウィッティCEOが個人的な理由により辞任することを受け、ヘムズリー会長がCEOに任命する人事を発表。また、同社は医療費が予想を上回る見通しから、2025年の見通しを一旦取り下げると発表した。
ボーイング<BA>が時間外で4日続伸。同社は、米中貿易摩擦の影響を受け易い銘柄としてみなされているが、本日、中国当局が同社の航空機の納入を拒否するよう求めた国内航空会社への指示を約1カ月ぶりに解除したと伝わった。
スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が決算を受け時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を若干上回った。北米が予想を上回り、同社復活への動きを後押しした。
太陽光関連機器のエンフェーズ・エナジー<ENPH>が時間外で続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の46ドルから39ドルに引き下げた。前日終値よりも19%低い水準。米連邦政府の税制変更による住宅用の太陽光発電需要への逆風を理由に挙げた。
仮想通貨交換業者のコインベース<COIN>が時間外で大幅高。S&P500の算出銘柄に採用される。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは前日引け後に、同社を来週19日月曜日の取引開始前からS&P500に組み入れると発表。
(NY時間08:51)(日本時間21:51)時間外
ボーイング<BA> 200.56(+2.03 +1.02%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 340.50(-38.25 -10.10%)
アンダーアーマー<UAA> 6.38(+0.17 +2.74%)
エンフェーズ<ENPH> 45.25(-2.69 -5.61%)
コインベース<COIN> 229.20(+21.98 +10.61%)
アップル<AAPL> 210.66(-0.13 -0.06%)
マイクロソフト<MSFT> 448.45(-0.81 -0.18%)
アマゾン<AMZN> 211.65(+3.01 +1.44%)
アルファベットC<GOOG> 159.99(+0.41 +0.26%)
アルファベットA<GOOGL> 158.95(+0.49 +0.31%)
テスラ<TSLA><TSLA> 321.60(+3.22 +1.01%)
メタ<META><META> 645.05(+5.62 +0.88%)
エヌビディア<NVDA> 124.87(+1.87 +1.52%)
AMD<AMD> 109.90(+1.78 +1.65%)
イーライリリー<LLY> 753.75(-1.82 -0.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース