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    2025年5月8日 23時11分

    ワーナー、冴えない決算も株価上昇 事業分割の方向に進んでいると伝わる=米国株個別

    (NY時間10:11)(日本時間23:11)
    ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD> 9.13(+0.57 +6.60%)

     CNNやHBOなどを傘下に持つメディア大手のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、総加入者数は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。広告収入は予想を上回ったものの、スタジオ収入が予想を下回ったことが響いた。SF映画「ミッキー17」の興行成績が振るわなかったことが響いた。

     顧客が伝統的な有料テレビからオンラインサービスへと移行する中、同社は事業全体を2つの部門に再編するプロセスを進めている。1つはストリーミングとスタジオ事業部門、もう1つはケーブルTVネットワーク事業。ストリーミングのHBOでは、マックスの「ザ・ホワイト・ロータス」第3シーズンが大ヒットを記録した。

     株価は売り先行で始まったものの、直ぐに上昇に転じ、上げを加速させている。同社が事業分割の方向に進んでいると報じられた。CNBCが報じた。同社はほぼ確実にケーブルネットワーク事業を分離すると述べ、スタジオ部門はマックス(Max)と統合される見込みだという。発表はそう遠くない将来にされる可能性があるとも伝えている。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株損益:0.18ドルの赤字(予想:0.12ドルの赤字)
    ・売上高:89.8億ドル(予想:96.1億ドル)
      ・広告:19.8億ドル(予想:19.1億ドル)
        ネットワーク広告:17.6億ドル
        DTC広告:2.37億ドル
        スタジオ広告:0.01億ドル
      ・スタジオ:23.1億ドル(予想:28.5億ドル)
      ・ネットワーク:47.7億ドル
      ・DTC:26.6億ドル
    ・EBITDA(調整後):21.1億ドル(予想:20.3億ドル)
    ・FCF:3.02億ドル
    ・総加入者数:1億2230万人(予想:1億1980万人)
    ・加入者純増:530万人

    【企業概要】
     多様なブランドを通じて、テレビ・映画・ストリーミング・インタラクティブゲーム・出版・テーマ別体験・消費者向け製品の包括的なコンテンツと製品のポートフォリオを制作・配信する。スポーツ・ニュース・ライフスタイル・エンターテインメントなど様々なコンテンツを、複数言語および地域で所有する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース