（NY時間10:05）（日本時間23:05）
アップロビン<APP>　355.24（+51.78　+17.06%）

　マーケティングと収益化の支援ソフトを手掛けるアップロビン<APP>が大幅高。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。売上高の８０％近くを占める広告が堅調だった。第２四半期も広告は堅調な見通しを示している。

　同社はまた、モバイルゲーム部門をトリプルドット・スタジオ社に売却することで合意した。売却額は現金４億ドルとトリプルドット株の約２０％で、取引完了は第２四半期を予定している。

　アナリストからも高評価が出ており、「今回の結果は、同社株の買いを後押しするだろう。広告売上高の年ベース成長率が７１％と、市場予想の５５％を大幅に上回っているほか、第２四半期も７０％を見込んでおり、こちらも市場予想の５４％を上回っている」と述べた。

（１－３月・第１四半期）
・１株利益：1.67ドル（予想：1.46ドル）
・売上高：14.8億ドル（予想：13.8億ドル）
　　広告：11.6億ドル（予想：10.5億ドル）
　　アプリ：3.25億ドル（予想：3.34億ドル）
・EBITDA（調整後）：10.1億ドル（予想：8.71億ドル）
　　広告：9.43億ドル（予想：8.13億ドル）
　　アプリ：0.62億ドル（予想：0.57億ドル）

（４－６月・第２四半期見通し）
・広告売上高：11.95～12.15億ドル
・広告EBITDA（調整後）：9.70～9.90億ドル

【企業概要】
　アプリ開発者、モバイルゲーム開発者向けに、アプリのマーケティングと収益化を支援するソフトウェアプラットフォームと人工知能(AI)を活用したソリューションを提供する。テクノロジーと大規模な配信を通じて、広告主はコンテンツをより適切に配置し、投資を管理、最適化、分析し、収益化を向上させる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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