（NY時間09:44）（日本時間22:44）
サレプタ<SRPT>　39.01（-7.74　-16.56%）

　バイオ医薬品のサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が大幅安。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株損益が予想以上の赤字に転落したほか、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表し、製品売上高の見通しを下方修正した。今回の決算を受けて多くのアナリストが目標株価を引き下げている。

　今回の見通しには、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬「エレビディス」に関する最新予測を反映させたほか、下方修正については、アローヘッド・ファーマ社とのグローバルなライセンスおよび提携契約に関連した研究開発費の増加で、第１四半期に赤字転落したことが要因としている。

（１－３月・第１四半期）
・１株損益：4.60ドルの赤字（予想：3.22ドルの赤字）
・売上高：7.45億ドル（予想：6.88億ドル）
　　製品：6.12億ドル（予想：6.48億ドル）
　　ライセンス：1.33億ドル（予想：0.35億ドル）

（通期見通し）
・製品売上高：23～26億ドル（従来：29～31億ドル）

【企業概要】
　希少疾患に対するRNA標的治療薬と遺伝子治療法を発見・開発・提供するバイオ医薬品会社。革新的な技術を応用しパートナーとの共同研究を通じて、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの治療薬を開発・商業化したほか、肢帯型筋ジストロフィーやその他の神経筋・中枢神経系関連疾患を対象とした治験に取り組む。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース