（NY時間12:55）（日本時間01:55）
アルファベットC<GOOG>　166.13（+3.34　+2.05%）
アルファベットA<GOOGL>　164.38（+3.08　+1.91%）

　２日に公開された民事審理の議事録によると、米当局がアルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のグーグルの広告技術に関する反トラスト法違反訴訟で、是正措置の審理を９月２２日に開始する予定であることが判明した。

　先月、バージニア州アレクサンドリアの連邦地裁のブリンクエマハ判事は、グーグルが故意に独占的地位を取得し、それを維持し、広告の買い手と売り手の間に立ち、オンライン広告市場で違法な独占状態を確立したと裁定した。

　グーグルは過去１０年間、契約上のポリシーと技術的統合を通じて、パブリッシャー向け広告サーバーと広告取引所を結びつけ、これにより同社はこれら２つの市場で独占的地位を確立し、それを維持する能力を獲得したと判事は記している。

　これは、グーグルがインターネット検索市場で独占的地位を保持していると判断した８月の判決に続くもので、２０年以上前のマイクロソフト<MSFT>に対する反トラスト訴訟以来、ＩＴ業界で重大の反トラスト法の判決となっている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース