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    2025年5月3日 0時28分

    ブロック、決算受け大幅安 通期の粗利益の見通し下方修正 リスクが残っているとの指摘も=米国株個別

    (NY時間11:28)(日本時間00:28)
    ブロック<XYZ> 45.89(-12.59 -21.53%)

     決済サービスのブロック<XYZ>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、経常収益も予想を下回った。EBITDAは予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の粗利益の見通しを下方修正したほか、予想も下回った。より厳しいマクロ環境を理由に挙げている。

     アナリストからは厳しい見方が伝わっており、複数のアナリストが投資判断を引き下げている。新たな通期のガイダンスに依然としてリスクが残っていると指摘している。

    「2025年の見通しは魅力に欠け、依然としてリスクが残っている。キャッシュ・アプリの成長鈍化が将来のベースライン成長率の低下を暗示している可能性がある」と述べている。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):0.56ドル(予想:0.88ドル)
    ・経常収益:57.7億ドル(予想:62.2億ドル)
       取引ベース:15.5億ドル(予想:15.8億ドル)
       サブスク:18.9億ドル(予想:20.2億ドル)
       ハードウェア:0.29億ドル(予想:0.33億ドル)
       ビットコイン:23.0億ドル(予想:26.5億ドル)
       キャッシュアプリ:38.8億ドル(予想:43.1億ドル)
       スクエア部門:18.5億ドル(予想:19.0億ドル)
       企業・その他:0.41億ドル(予想:0.52億ドル)
    ・EBITDA(調整後):8.13億ドル(予想:7.94億ドル)
    ・総決済額:568.0億ドル(予想:577.9億ドル)
    ・キャッシュアプリの月間取引アカウント数:5700万(予想:5741万)
    ・営業利益率(調整後):20%(前年:17%)
    ・キャッシュアプリカードの月間アクティブ数:2500万(予想:2583万)

    (4-6月・第2四半期見通し)
    ・粗利益:24.5億ドル(予想:25.3億ドル)
    ・営業利益(調整後):4.5億ドル(予想:5.3億ドル)

    (通期見通し)
    ・粗利益:99.6億ドル(従来:102.2億ドル以上)(予想:101.8億ドル)
    ・営業利益(調整後):19.0億ドル(従来:21.0億ドル)(予想:21.3億ドル)

    【企業概要】
     米国・カナダ・日本など幅広い地域のサービス・食品関連・小売などの多様な個人事業主から多店舗企業と幅広い規模の販売者向けに、ソフトとハードウェアに金融サービスを組み合わせ販売者を支援するコマースエコシステムと決済サービスを提供する。また、個人向けの金銭管理Cash Appも提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース