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    2025年5月2日 22時39分

    アップルが決算受け下落 中国が予想を下回り不安拡大=米国株個別

    (NY時間09:38)(日本時間22:38)
    アップル<AAPL> 203.32(-10.00 -4.69%)

     アップル<AAPL>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの販売も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。注力しているサービス部門の売上高が予想を下回ったほか、中国での売上高が予想を下回ったことが不安を拡大させている。

     経営陣は前向きな姿勢を示す措置として、自社株買いプログラムを最大1000億ドル増額する計画を発表。ただ、中国での売上高の未達はその市場に対する懸念をさらに深刻化させている。同社にとって最大の市場の1つである中国市場は、貿易戦争の背景もあり、特に注目されている。

     同社のクックCEOは、関税が今四半期のコストを9億ドル押し上げる見通しも示し、地政学的緊張の影響が顕在化しつつあることも浮き彫りにした。現在の第3四半期の増収率は1桁台前半から半ばになるとしている。なお、今四半期より先の関税の影響についてはガイダンスを公表しなかった。

     アナリストからは、中国での売上高が予想を下回ったことは、かつて成長市場だった同国での事業に不吉な兆候を示している。同社はファーウェイや小米などの現地ブランドに市場シェアを奪われており、中国政府は一部の職場で外国製技術の使用を制限する措置を講じている。同社はなお、中国に生産を依存しているためトランプ政権が発表した関税措置の影響を特に受けやすい。

    (1-3月・第2四半期)
    ・1株利益:1.65ドル(予想:1.62ドル)
    ・売上高:953.6億ドル 5.1%増(予想:945.9億ドル)
      製品:687.1億ドル(予想:678.4億ドル)
       アイフォーン:468.4億ドル(予想:459.4億ドル)
       Mac:79.5億ドル(予想:77.5億ドル)
       iPad:64.0億ドル(予想:61.2億ドル)
       ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:75.2億ドル (予想:80.5億ドル)
      サービス:266.5億ドル(予想:267.2億ドル)
    ・大中華圏:160.0億ドル(予想:168.3億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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