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    2025年4月30日 23時35分

    第1四半期の米GDP、22年以来のマイナス成長 輸入急増が押し下げる

     この日発表の第1四半期の米GDP速報値は年率換算で0.3%のマイナス成長となった。マイナス成長は22年以来。個人消費が予想こそ上回ったものの、前回から伸びが鈍化したことや、関税発動前の記録的な輸入急増で純輸出のマイナスが響いた。トランプ大統領の貿易政策がもたらす波及効果の最初の兆候が示された格好。

     今回のGDPは過去2年の平均である約3%を大きく下回った。純輸出のGDP寄与度は5%ポイント近いマイナで、過去最大となり、企業が広範な関税の発動前に商品を確保しようと急いたことが浮き彫りになっている。一方、基調的な需要を示す指標は堅調。設備投資は2020年以来の高い伸びを示した。

     輸入が年率換算で41%増加し、約5年ぶりの大幅増となった。ただ、エコノミストらは貿易赤字の急拡大は第2四半期に反転するとみている。

     関税引き上げは供給ショックを引き起こし、企業活動の抑制や需要減退につながると多くのエコノミストは予想している。消費者の間でも、関税は労働市場に悪影響を及ぼし、生活費の上昇を招くとの不安が高まっている。エコノミストらは現在、米国が今後1年以内にリセッション(景気後退)に陥る確率をほぼ五分五分と見ている状況。

    *米GDP速報値(第1四半期)(前期比年率)21:30
    結果 -0.3%
    予想 -0.2% 前回 2.4%

    *個人消費
    結果 1.8%
    予想 1.2% 前回 4.0%

    *GDP価格指数
    結果 3.7%
    予想 3.1% 前回 2.3%

    *PCEコア価格指数
    結果 3.5%
    予想 3.1% 前回 2.6%

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