株探米国株

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    2025年4月29日 21時55分

    ダウ先物は上昇 押し目買いもあくまでショートカバーの域=米国株

    米株価指数先物(6月限)(NY時間08:44)(日本時間21:44)
    ダウ先物 40529(+161.00 +0.40%)
    S&P500 5556.50(+3.50 +0.06%)
    ナスダック100先物 19531.75(+3.75 +0.02%)

     米株価指数先物市場でダウ先物が上昇している一方、S&P500、ナスダック100とも小動き。前日までダウ平均は5日続伸しているが、本日も買い戻し先行で始まりそうな気配もあるが、勢いは弱そうだ。

     トランプ政権が関税措置の緩和を打ち出しており、本日も、自動車業界への関税の負担軽減を検討と伝わった。下値では押し目買いも徐々に出てきているようだが、あくまでショートカバーの域は出ず、新規マネーなど積極的な買いは皆無との指摘も多い。関税の影響に対する不確実性や米国離れのキーワードは投資家から離れないようだ。

     今週はIT・ハイテク大手など決算ラッシュの週だが、既に決算を発表したS&P500企業のうち76%を超える企業が予想を上回る利益を計上。5年平均の77%は若干下回る程度の内容。

     ただし、今回の1-3月期はトランプ関税が発動される前のデータであることから、あまり参考にならないとの見方は多い。実際、すでに発表している企業でも通期のガイダンスについては、据え置きや一旦取り下げが相次いでいる。少なくとも上方修正はあまり見受けされない状況。

     GM<GM>が時間外で軟調。トランプ大統領が自動車業界への関税の負担軽減を検討と伝わったものの、決算がそのニュースを相殺している。1-3月期(第1四半期)の決算自体は1株利益、売上高とも予想を上回り、好調な内容だったものの、今回は関税の影響が不確実だとして、ガイダンスを一旦撤回したほか、40億ドルの自社株買いも一時停止すると発表した。

     電子機器の請負製造サービスを手掛けるサンミナ<SANM>が決算を受け時間外で下落。第3四半期のガイダンスを嫌気しており、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。

     オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け時間外で下落。決算自体は予想を上回る内容だったものの、同社は声明で、「関税の影響により、非常に不確実な環境にある」と警告。また、ジーバーズCEOが年末までに退任し、後任にソトマヨール氏が就任する人事も発表した。

     寝具のレゲット&プラット<LEG>が決算を受け時間外で大幅高。同社は2025年の1株利益と売上高の見通しを再確認したが、アナリストは、寝具業界への打撃が、鉄鋼関連への関税の恩恵で相殺される見込みであるため、今回見通しを再確認したことに前向きな見方を示している。


    (NY時間08:54)(日本時間21:54)時間外
    GM<GM> 46.50(-0.74 -1.57%)
    サンミナ<SANM> 75.99(-4.74 -5.87%)
    NXP<NXPI> 182.00(-14.24 -7.26%)
    レゲット&プラット<LEG> 8.76(+1.49 +20.50%)

    アップル<AAPL> 210.06(-0.08 -0.04%)
    マイクロソフト<MSFT> 391.01(-0.15 -0.04%)
    アマゾン<AMZN> 188.50(+0.80 +0.43%)
    アルファベットC<GOOG> 162.30(-0.12 -0.07%)
    アルファベットA<GOOGL> 160.50(-0.11 -0.07%)
    テスラ<TSLA><TSLA> 287.26(+1.38 +0.48%)
    メタ<META><META> 549.20(-0.54 -0.10%)
    エヌビディア<NVDA> 108.25(-0.48 -0.44%)
    AMD<AMD> 96.20(-0.19 -0.20%)
    イーライリリー<LLY> 876.50(-0.79 -0.09%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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