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    2025年4月29日 0時47分

    ウォーシュ氏、FRBの最近の政策を批判し、その独立性の基盤を疑問視

     トランプ大統領の次期FRB議長候補として有力視されているウォーシュ元FRB理事は、現在のFRBに対する厳しい批判を表明している。ウォーシュ氏は先週の講演で、FRBの最近の政策を批判し、その独立性の基盤を疑問視した。

     「憲法に基づくわれわれ合衆国が独立した中央銀行を認めるのは、任務を成功裡に遂行した場合に限る」と述べた。同氏はまた、FRBの現在の傷は自業自得だと警告した上で、信頼回復のためのに戦略的リセットを求めている。

     ウォッシュ氏は、マクロ経済政策実施におけるFRBの体系的な誤りを非難し、6.7兆ドルのバランスシートは介入が過剰であった証拠と指摘。このバランスシートの拡大により、議会が中央銀行がコストを補填することを知って資金を容易に調達できるため、財政の無責任さを助長したと主張している。

     さらに同氏は、FRBが政治的に敏感な問題である気候変動や包摂政策に介入したことも批判。伝統的で持続可能な課題に焦点を当てるべきだとも主張した。

     パウエル議長とFRBの政策当局者は、重大な景気後退を引き起こさずにインフレを抑制を成功させているが、今回の同氏の講演は、FRBの将来の方向性に関する戦いが既に始まっていることを示唆している。同氏は「中央銀行を民主主義にとって安全なものにすることで。民主主義を中央銀行にとって安全なものにすることではない」とも述べていた。


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