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    2025年4月25日 6時13分

    インテル、決算受け時間外で5%安 第2四半期の見通しに失望感 人員削減も発表=米国株個別

    (NY時間17:12)(日本時間06:12)時間外
    インテル<INTC> 20.30(-1.19 -5.54%)

     インテル<INTC>が時間外で下落。引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応を示している。第2四半期の見通しが予想を下回ったことで失望感が強まっている模様。1株利益はゼロを見込んでいる。また、事業規模の縮小に合わせたコスト抑制に向け人員削減を実施することも明らかにした。同社はタンCEOの下で経営立て直しを図っている。人員削減は現在の四半期中に開始されるという。

     タンCEOは、同社に自身の色を迅速に反映させ、官僚的になったと指摘されている企業文化を活性化させる意向を示した。コスト削減計画には管理層の削減が含まれ、意思決定の迅速化を図るという。削減に伴う一時費用の見積もりは発表していないが、今年度の営業費用を約170億ドル、26年には160億ドルに削減する見込み。

     また、ジンツナーCFOは声明で「現在のマクロ環境は業界全体に高い不確実性を生み出しており、今回の見通しに反映されている」と述べた。「コア製品とファウンドリ事業への継続的な投資を支援しつつ、運営コストの削減と資本効率の最大化を追求する、規律ある慎重なアプローチを採用している」とも語っている。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):0.13ドル(予想:0.01ドル)
    ・売上高:126.7億ドル 0.4%減(予想:123.1億ドル)
      インテル製品:117.6億ドル(予想:112億ドル)
      クライアント・コンピューティング:76.3億ドル(予想:69.3億ドル)
      データセンター&AI:41.3億ドル(予想:29.6億ドル)
      インテルファウンドリ:46.7億ドル(予想:43億ドル)
      その他:9.43億ドル(予想:9.81億ドル)
    ・粗利益率(調整後):39.2%(予想:36.1%)
    ・営業利益(調整後):6.9億ドル

    (4-6月・第2四半期見通し)
    ・売上高:112~124億ドル(予想:128.8億ドル)
    ・1株利益(調整後):0ドル(予想:0.07ドル)
    ・粗利益率(調整後):36.5%(予想:37%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース