＊米中古住宅販売件数（年率）（3月）23:00
予想　413万件　前回　426万件

　このあと日本時間２３時に３月の米中古住宅販売件数が発表される。予想は年率換算で４１３万件と前回から低下が見込まれている。前回は供給増加や１月からの天候回復が追い風となり、予想外の増加を示していたが、今回は反動が出るものと見られている。

　住宅ローン金利は改善し、３月には買い手がより積極的になったものの、売り手の方が慎重になったと見られている。住宅ローン金利は、既存の住宅所有者が支払っている平均金利よりもまだ２ポイント超高い水準にあり、これが売り手に住宅売却を躊躇させているようだ。新築住宅を購入する方がより容易になる傾向は続くと見られている。

　ただ、先行指標として注目される中古住宅仮契約件数の２月分は悪天候で急減していた前月分から持ち直していた。

　販売件数は引き渡し時点の統計だが、仮契約から引き渡しまで概ね１－２カ月かかるとされている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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