2025年4月22日 22時48分
IMF、今年の米リセッションの確率は40%
IMFは22日、最新の世界経済見通し(WEO)を公表し、今年の世界経済成長率を2.8%に引き下げた。1月時点では3.3%を予測していた。予想通りとなれば、パンデミックの2020年以来の鈍い伸びとなる。トランプ関税が世界的な貿易戦争を引き起こすため、見通しはさらに悪化する恐れがあるとも警告している。
また、米国については、今年のリセッションの確率を40%まで引き上げている。10月の予測は27%だった。貿易戦争に起因するサプライショックが物価を押し上げ、生産性を抑制すると分析。貿易相手国には関税率引き上げが需要ショックにつながり、生産と価格への打撃となるという。
IMFのチーフエコノミスト、グランシャ氏は「世界は新しい時代に入ろうとしている。過去80年に機能してきた世界の経済システムはリセットされつつある」と述べた。
今回の見通し引き下げが著しかったのは米国と中国で、米経済は今年が1.8%、26年が1.7%の見通しで、それぞれ0.9ポイント、0.4ポイント引き下げられた。今年のインフレ予測は約1ポイント引き上げて3.0%とした。
中国は今年と来年に4%成長の見通し。従来見通しからそれぞれ0.6ポイント、0.5ポイント下方修正された。
株探ニュース
また、米国については、今年のリセッションの確率を40%まで引き上げている。10月の予測は27%だった。貿易戦争に起因するサプライショックが物価を押し上げ、生産性を抑制すると分析。貿易相手国には関税率引き上げが需要ショックにつながり、生産と価格への打撃となるという。
IMFのチーフエコノミスト、グランシャ氏は「世界は新しい時代に入ろうとしている。過去80年に機能してきた世界の経済システムはリセットされつつある」と述べた。
今回の見通し引き下げが著しかったのは米国と中国で、米経済は今年が1.8%、26年が1.7%の見通しで、それぞれ0.9ポイント、0.4ポイント引き下げられた。今年のインフレ予測は約1ポイント引き上げて3.0%とした。
中国は今年と来年に4%成長の見通し。従来見通しからそれぞれ0.6ポイント、0.5ポイント下方修正された。
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