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    2025年4月15日 23時07分

    ジョンソン&ジョンソンが決算 トランプ関税への自信を示す 株価は軟調=米国株個別

    (NY時間10:06)(日本時間23:06)
    ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 153.30(-1.06 -0.69%)

     ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスでは売上高見通しを上方修正したほか、1株利益については従来見通しを維持した。トランプ大統領が製薬業界への関税賦課に動いているにもかかわらず、同社は見通しを安定させている。

     前日発表された医薬品輸入に関する米当局の調査は、業界への課税に向けた第1歩と広く見られているが、ウォルクCFOは「実際には有益である可能性がある」と述べている。今回の調査では、米国に輸入される医薬品のほとんどは安価なジェネリック医薬品で、同社が販売する革新的な治療薬ではないことが明らかになる可能性が高いとしている。

     同CFOは「ある意味、これは非常に良いニュースの可能性がある。誰もが望まないのは、がん患者の手助けとなる腫瘍学治療薬を届けられないことだ」と述べた。

     ただ、一部のアナリストは同CFOの楽観論に同意していない。同社のグローバル規模と医療機器は関税の対象になる。そのため、同社は影響を受け易い可能性があると指摘している。

     同社は先月、今後4年間で国内に550億ドル以上を投資すると発表。これは、トランプ大統領就任以来、米国での支出拡大を約束している他の企業に加わるもの。同社はその総額をどう配分するのかは具体的に明らかにしていないが、製造、研究開発費、技術投資に分散されると述べていた。

     株価は軟調な推移に留まっている。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):2.77ドル(予想:2.60ドル)
    ・売上高:218.9億ドル(2.4%増、予想:215.8億ドル)
      医療技術:80.2億ドル(予想:81.9億ドル)
       イムブルビカ:7.09億ドル(予想:6.803億ドル)
       インベガサステナ:9.03億ドル(予想:10.6億ドル)    ダラザレックス:32.4億ドル(予想:31億ドル)
       アーリーダ:7.71億ドル(予想:8.18億ドル)
       トレムフィア:9.56億ドル(予想:9.30億ドル)
       レミケード:4.67億ドル(予想:3.64億ドル)
       ステラーラ:16.3億ドル(予想:16.1億ドル)
       ザイティガ:1.25億ドル(予想:1.25億ドル)
       イグザレルト:6.9億ドル(予想:5.21億ドル)
       シンポニー:6.59億ドル(予想:5.10億ドル)
    ・研究開発費:32.3億ドル(予想:36.1億ドル)

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):10.50~10.70ドルを維持
    ・売上高:910~918億ドル(従来:892~900億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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