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    2025年4月15日 22時36分

    バンカメが決算受け上昇 株式トレーディングとNIIが予想上回る=米国株個別

    (NY時間09:36)(日本時間22:36)
    バンカメ<BAC> 38.32(+1.65 +4.50%)

     バンカメ<BAC>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、株式のトレーディングが予想を上回ったほか、純受取利息(NII)も予想を上回った。M&Aなど投資銀行部門は予想を若干下回っている。すでに決算を発表している他行と同様の内容。第1四半期の株式トレーディング部門はトランプ政権の誕生で、市場のボラティリティが高まったことで記録的な四半期を達成した。

     モイニハンCEOは「トレーディング部門は12四半期連続の増収を達成した。われわれの企業顧客の業績は好調で、消費者は回復力を示し支出を継続するとともに健全な信用状態を維持している」と説明した。

     投資銀行の収入は1.4%減となったが、これは大型案件の減少傾向が影響している。M&Aに関するアドバイザリー手数料は2.9%増の3億8400万ドル、株式および債券発行による収入はそれぞれ25%減、6.4%増となった。

     また、同銀は第4四半期のNII(FTE)の見通しを約155-157億ドルに据え置いた。これに対してアナリストはポジティブな兆候だと評価している。また、今回の好調な四半期は手数料と信用コストが主な要因となってるとしている。ただ、NIIは予想を上回ったが、費用は予想をやや上回ったとも述べた。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株利益:0.90ドル(予想:0.81ドル)
    ・経常収益:275.1億ドル(予想:269.2億ドル)
      純受取利息(NII):144.4億ドル(予想:143.6億ドル)
      トレーディング収入:56.5億ドル(予想:55.5億ドル)
      FICC:34.6億ドル(予想:34.7億ドル)
      株式:21.8億ドル(予想:20.6億ドル)
      ウェルス・マネジメント:60.2億ドル(予想:60.0億ドル)
      投資銀行:15.2億ドル(予想:15.5億ドル)
       アドバイザリー:3.84億ドル(予想:4.21億ドル)
       債務引受:9.42億ドル(予想:8.56億ドル)
       株式引受:2.72億ドル(予想:3.25億ドル)
    ・貸倒引当金:14.5億ドル(予想:15.2億ドル)
    ・貸付金:1.11兆ドル(予想:1.10兆ドル)
    ・総預金:1.99兆ドル(予想:1.97兆ドル)
    ・非金利費用:177.7億ドル(予想:176.2億ドル)
    ・株主資本利益率(ROE):10.4%(予想:9.37%)
    ・有形普通株主資本利益率(ROTCE):13.9%(予想:12.6%)
    ・バーゼルⅢ普通株式Tier1比率:13.3%(予想:13.5%)
    ・標準化CET1比率:11.8%(予想:11.8%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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