株探米国株

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    2025年4月15日 21時50分

    ダウ先物は反落 中国の追加の報復措置が伝わる=米国株

    米株価指数先物(6月限)(NY時間08:39)(日本時間21:39)
    ダウ先物 40612(-129.00 -0.32%)
    S&P500 5426.00(-14.75 -0.27%)
    ナスダック100先物 18895.25(-39.50 -0.21%)

     米株価指数先物市場でダウ先物は反落しているほか、S&P500、ナスダックも下落している。中国の追加の報復措置のニュースが伝わっており、米中貿易戦争のエスカレートへの懸念が圧迫。

     中国当局はトランプ関税への報復措置として、中国国内の航空会社に対し、ボーイング<BA>の航空機の追加納入を一切受けないよう指示したとの報道が伝わった。米企業からの航空機関連の機器や部品の購入も停止するよう求めているという。

     この指示は中国が125%の対米関税を課すと発表した後に出されたと報じられている。関税の導入により、米国製の航空機や部品のコストは2倍以上になるため、中国の航空会社がボーイングの航空機を受け入れることは非現実的となる。

     前日は関税措置の緩和期待で市場の不安ムードも一服していたが、米中に関しては懸念が根強い。

     米大手銀のストラテジストによると、先週の米株式市場はショートカバーがフローを支配していたという。S&P500とナスダックではポジショニングが改善しているものの、新規ロングの兆候はほとんど見られないと指摘。さらに、強制的なショートカバーの巻き戻しもあり、今後はどちらの方向にも動きが加速する可能性があるとも述べている。

     ひとまず嵐は収まりつつあるものの、関税の猶予もあくまで暫定措置であり、米中貿易戦争への懸念、景気への影響などもあり、株式を積極的に買い上げようとう動きまではまだ見られていない。短期筋のショートカバーや長期スタンスの投資家が下値を拾っている程度ようだ。

     半導体デバイス開発のアレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>が時間外で下落。同社は日本のサンケン電気が32%出資しているが、同業のオン・セミ<ON>が同社の買収を断念した。

     バンカメ<BAC>が決算を受け時間外で上昇。株式のトレーディングが予想を上回ったほか、純受取利息(NII)も予想を上回った。

     化粧品のコティ<COTY>が時間外で下落。アナリストが投資判断を従来の「買い」から「売り」に2段階引き下げた。

     GM<GM>が時間外で反落。前日はトランプ大統領が自動車と部品に対する関税について、一時的な適用除外の可能性を示唆したことで楽観論が高まり、買い戻しが強まっていたが、本日はアナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。

    (NY時間08:49)(日本時間21:49)時間外
    ボーイング<BA> 154.20(-5.08 -3.19%)
    アレグロ<ALGM> 20.00(-2.01 -9.13%)
    バンカメ<BAC> 37.28(+0.61 +1.66%)
    コティ<COTY> 4.91(-0.28 -5.39%)
    GM<GM> 44.56(-0.58 -1.28%)

    アップル<AAPL> 200.30(-2.22 -1.10%)
    マイクロソフト<MSFT> 388.28(+0.47 +0.12%)
    アマゾン<AMZN> 181.50(-0.62 -0.34%)
    アルファベット<GOOG> 162.14(+0.67 +0.41%)
    テスラ<TSLA> 250.21(-2.14 -0.85%)
    メタ<META> 530.71(-0.77 -0.14%)
    エヌビディア<NVDA> 110.16(-0.55 -0.50%)
    AMD<AMD> 93.95(-0.55 -0.58%)
    イーライリリー<LLY> 755.00(+0.65 +0.09%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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