探検
PR
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  ゴールドマンが決算受け上昇 株式トレーディングが予想上回る 最大400億ドルの自社株買いも承認=米国株個別
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2025年4月14日 23時00分

    ゴールドマンが決算受け上昇 株式トレーディングが予想上回る 最大400億ドルの自社株買いも承認=米国株個別

    (NY時間10:00)(日本時間23:00)
    ゴールドマン<GS> 499.52(+5.08 +1.03%)

     ゴールドマン<GS>が小幅高。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、株式トレーディング収入が予想を上回った。第1四半期はトランプ大統領の就任で株式市場のボラティリティが上昇していたことが奏功した。また、取締役会が最大400億ドルの自社株買いを承認した。

     ただ、債券・為替・商品(FICC)のトレーディングが予想を若干下回ったほか、同社の得意分野であるM&Aアドバイザリーは予想を下回っている。市場の不安定が顧客による大型の合併や資金調達の意欲を妨げており、ディールメーキングが依然低調。投資銀行の収入は8%減少した。

     助言と株式引き受けの収入は共に予想を下回ったが、債券引き受けは予想を上回った。一方、投資銀行の手数料未処理残高は四半期ごとに増加しており、多くの案件が中止されたわけではないという。

     ソロモンCEOは「第2四半期は年初とは著しく異なる事業環境の中で迎えることになるが、引き続き顧客をサポートする能力に自信を持っている」とコメントした。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株利益:14.12ドル(予想:12.26ドル)
    ・経常収益:150.6億ドル、6%増(予想:147.6億ドル)
      グローバル・バンキング&マーケッツ:107.1億ドル(予想:104.2億ドル)
        FICC:44.0億ドル(予想:44.7億ドル)
        株式:41.9億ドル(予想:38.0億ドル)
        投資銀行:19.2億ドル(予想:20.3億ドル)
        アドバイザリー:7.92億ドル(予想:9.10億ドル)
      株式引受:3.70億ドル
      債券引受:7.52億ドル
    ・純受取利息(NII):29億ドル(予想:22.80億ドル)
    ・総預金:4710億ドル(前四半期比:8.8%増)
    ・貸倒引当金:2.87億ドル(予想:4.10億ドル)
    ・年換算ROE:16.9%(予想:14.9%)
    ・標準化CET1比率:14.8%(予想:15.0%)
    ・1株純資産:344.20ドル
    ・運用資産残高:3兆1700億ドル(予想:3兆1500億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース