（NY時間10:38）（日本時間23:38）
ネオゲン<NEOG>　4.56（-2.49　-35.30%）

　安全性テスト用品メーカーのネオゲン<NEOG>が急落。取引開始前に１２－２月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、売上高およびＥＢＩＴＤＡの見通しを下方修正している。

　サンプル収集の減収の影響を受けたとしている。主に貿易政策に関連する不確実性の広範な拡大も、業績が予想を下回る要因となったとも述べている。また、同社はアデントＣＥＯの退任を発表。しかし、後任が任命されるまでは現職を継続するとしている。

　アナリストは「売上高が若干低く、最終市場におけるマクロ経済の不確実性を理由に約２０００万ドルの減額が見込まれる厳しい四半期であった。アデントＣＥＯの３Ｍ<MMM>の食品安全事業の買収は素晴らしい決断ではあったが、最終的には、特にパンデミック後の環境において、統合は予想以上に困難な結果となった」と述べている。

（１２－２月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：0.10ドル（予想：0.12ドル）
・売上高：2.21億ドル　3.4％減（予想：2.24億ドル）
　　動物用医薬品：0.68億ドル（予想：0.69億ドル）
・粗利益率：49.9％（予想：50.1％）

（通期見通し）
・売上高：8.95億ドル（従来：9.05～9.25億ドル）（予想：9.88億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.95億ドル（従来：2.05～2.15億ドル）（予想：2.08億ドル）

【企業概要】
　食品安全、畜産、ペットの健康とウェルネスの各市場にまたがる包括的なソリューションを開発・製造・販売する。食品製造業者や加工業者に販売される診断テストキットと補完製品や、獣医用器具、医薬品、ワクチン、診断製品、齧歯類駆除製品、寄生虫・昆虫駆除製品、およびゲノム検査サービスの開発、製造、流通を手掛ける。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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